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2022年新作テレビドラマ放浪記

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2022年の新作テレビドラマの感想です
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#二宮和也

「マイファミリー(第10話)」事件というものは、些細なことから始まり、自己保身が思わぬ者を不幸にしていく波動の連鎖みたいな…。

先週からネット上でも、犯人はサンドイッチマンだということは言われていて、今回の初めの方から、確かに不審な行動をしているのはわかるし、カメラの追うものの中に彼が隠れていくのもわかるわけで、犯人探しはそんなに難しい展開ではない感じに見せられていた。だが、そうはいっても、動機が見えない。警察官が誘拐などして何の特があるのか? そして、この事件の発端になる濱田岳の娘の朽ちた姿は、最後まで画面には出てこない。妻は最後に現れたにしろ、この家族だけが、娘が殺され、法的に裁かれ、未来が見え

「マイファミリー(第9話)」子供のタブレットの中という異次元を我々は何も知らない?

最後に、事件の動機が示されるアイテムが、誘拐された娘のタブレットだったとは、これはなかなか現代の隙間を描いているなと感じた。確かにこのネット社会、大人たちのPC、スマホ、タブレットなどは警察の捜査域にすぐに入ってくるだろうが、子供たちのスマホやタブレットなどは、事件性をあまり感じていないということはあるだろう。そして、やばいものの隠し場所としてはとても便利なのがその辺のツールだったりする。もちろん、それらは理性的な考えの中で作られたツールだが、子供たちの発想の中では何が行われ

「マイファミリー(第8話)」犯罪の行方を犯罪で処理しようとした結末。ここにきてやっと面白くなってくる。

ここまで、見続けてやっと面白くなってくる。まあ、一流の脚本家は最後の結末をどう面白くするかと考えるだろうから、黒岩勉ならこのくらいの仕事ができるというところ。しかし、血をバガして倒れている誘拐された娘は次回予告を見ると死にはしなかったみたいだが、悲惨な結末だ。状況的には、逃げようとして落ちたということか?先週の逃げようとしていたシーンの続きがここになるとはね。 とはいえ、そこに至らせたのは、二宮たちの警察を除外した行動であるのは確かだろう。それにより、警察は絶対に必要だとい

「マイファミリー(第7話)」知らぬ人間関係と、知らぬ怨恨に振り回されているだけなのか?

先週、犯人の一味の人間と二宮が接触したことで、ドラマがラストに向かって動き出したと言えるだろう。だが、警察が、二宮たちに勘付かれないように静かにしているので、最終段階への前段階ということなのはわかる。 大体、二宮の部下、藤間爽子が犯人グループとわかり、今回はそのボスが高橋メアリージュンではないか?という流れに重きが置かれている。彼女を藤間との間の通話記録から、それを導き出したのは松本幸四郎。みなさん。ITのプロなのですよね。そこんところをもう少し前に出してもいい気もしますよ

「マイファミリー(第6話)」身内に刺されていたということ?お金を儲けるとさまざまな敵ができるしね…。

そりゃ驚くはな!会社の部下が金を持って逃げたわけだから。でも、まだ6回だよね。これで、単純に、その関係者が犯人ということでもない気がするよね。とはいえ、次回予告で、主犯は高橋メアリージュンみたいなことを言ってるな。最後には、こちらが思いもつかないところに流れていくのですかね?そして、この金運びやった人、藤間爽子という女優さんらしいが、ある意味、印象的な役でもらい役ですかね?というか、そんなことより、やっと、ドラマが動き出した感じですね。ここからが、本当のドラマが待ってる感じで

「マイファミリー(第5話)」共犯にされるという流れで、これは壮大なるゲームなのか?

ラスト、犯人は二宮に現金で分け前を与える。自分の金であったものだが、こんな、不気味な現金はない。脅迫され、無理やり集めた金が自分のところに報酬として戻ってくる。そして、犯人は、二宮を仲間と考えているということ。それで、今回の誘拐の連絡役は二宮だったということか?つまり、犯人と一緒に誘拐の幇助をしたということ。この流れは、見えなかった。 そして、犯人は二宮をファミリーだという、タイトルの「マイファミリー」はここにもかかってくるのか?もちろん、今回の誘拐で、賀来賢人も家族という

「マイファミリー(第4話)」誘拐という犯罪を繰り返す意味と、その奥底の怨恨?と

そうだよね、怪しいのは松本幸四郎だよね。もしそういうことなら、会社の金がグルグルしてるだけ。全ては、ゲームだった的なものなのかも知れない。ある意味、金としての利権に興味が湧かないという病気の人たちの遊びとして、犯罪、いや、知ってる相手をいじめるという目的でこういうことをしてるということ? でも、そんな金持ちのゲームの話なら、視聴者はうんざりだよね。大体、誘拐が終わったら、一年後にまた誘拐って、日曜日の夜に何を見せているのだという感じもしてきた。 というか、友人3人の娘が皆

「マイファミリー(第3話)」二宮和也のいる立場がいまいちわからない。彼は誰に何を恨まれているのか?

確かに3回目で誘拐は解決したが、犯人の顔は見えない。結局、刑事事件で警察を除外するということは、警察を敵にするということだ。そう、警察は事件を知っている以上、その捜査から引くわけがない。 しかし、この社会、GPSさえ追っ掛ければ、誰がどこで何をやっているか推測できるわけである。そういう意味では、警察の動きがわかれば、それを混乱に陥れることは簡単。とはいえ、ここにあるように、フェイクの流れを作りながら、自分たちで娘の救出を行うというのは無謀だ。そして、犯人は顔さえ出てこない。

「マイファミリー(第2話)」非現実な要求の中に犯人の存在が無気質になり、今ひとつサスペンス感がないのは何故?

誘拐事件ドラマという括りかと思ったら、予告で、来週で誘拐事件のケリがつくようなテロップが。ということは、題名通りに、この壊れた家族におこる、さまざまな災難で、家族の空気が変わっていくというような流れなのか?そして、2回目を見る限り、二宮和也の元に起こる災難で、ビジネスも急変化を起こすという流れを見ると、ネット社会と、そのバブルの中にいるものたちへの警鐘的なものも含む流れなのかもしれない。 あと、誘拐事件の中だけで、周囲の人々、協力する人々、すべてにいかがわしさみたいなものを

「マイファミリー」誘拐事件を起点にした、家族再生の話なのか?

最近は、日曜劇場の常連となった黒岩勉脚本の誘拐事件のドラマである。昨今は、罰則も厳しくなり、割の悪い犯罪とされ、昔のような誘拐での大事件は起こりにくいし、実際もあまり起こらない。子供の誘拐よりも、大人の誘拐の方が多いかもしれない。 そんな誘拐をテーマにした話である。誘拐された子供の父は、IT会社のゲームでのしあがった社長。そして妻と子供とは仲が悪い。住んでいる御殿は見てくれの状態になっているという、昔からありがちな話。でも、それなりに成り上がった者が誘拐事件に遭うというのは

「潜水艦カッペリーニ号の冒険」人生は食べて歌って恋をするためにある!その通りである!

フジテレビは、昨年、一昨年と「教場」なる、暗いドラマを正月に流す暴挙に出たが、今年は、ホイチョイ・プロダクション原作のこのドラマ。何故に正月に戦争ドラマと感じてはいたが、流石にホイチョイ!これは恋物語として昇華された戦争ドラマだった。なんか、最後に暖かくなる感じは正月に流すにふさわしいと思えた。 この、潜水艦カッペリーニ号という潜水艦について、私は全く知らなかった。イタリアの革命の最中に日本に向かっていたという不幸。実際はそのまま、ドイツの戦闘に使われてから、その降伏と共に