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【読書ノート】『校閲ガール』

『校閲ガール』
宮木あや子著


ドラマにもなっていた『校閲ガール』の原作。

ファッション雑誌の編集者になりたくて、出版社に入社したものの、文芸の校閲の部署に配属された河野悦子の物語。

河野悦子はファッションが好き。というか、美しいものが好き。一目惚れした幸人は、アフロのイケメン。

物語の主題は何か?
もちろん校閲というあまり、知られていない職業を明るみに晒すこともあるのだけど、人間に共通する本能として完全なものへの憧れということかと思った。

聖書では、神様は自分に似せて人間を作ったとされている。
美しさの追求は、完全なものという神を求めるこころなのかなあと思ったりした。

校閲という仕事は、誤字のチェックにとどまらず、言い回し方、内容の誤認などを含めてチェックしていく。そして、出来上がってくる文章は、完成、美しさの追求した痕跡になる。美しさという意味では、ファッションにも通じる。

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