「白痴 2」
「白痴 2」
ドストエフスキー著
亀山郁夫 訳
本書は、19世紀のロシアの文豪フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーの作品で、『罪と罰』に続く長編と言われ、また『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』と共に後期五大長編作品と言われている名著です。
公爵は、体調も良くなって、精力的に活動する。徐々にロゴージンと向き合わなければならなくなる。ロゴージンが大事にするホルバインの絵画が示すキリストの生々しい最後の姿が印象的だった。彼にとって、キリストとは、死んだもの。
また、アグラーヤが、公爵の前に台頭する。
この2巻では、ほとんど登場しないが、女主人公のナスターシアをめぐり、ムイシユキン公爵とロゴージンの三角関係に美女アグラーヤが、絡んでくる。恋愛話ということではある。
宗教的な背景やモデルとなった事件など、解説を読まないとよくわからない部分はあるが、文章からくる迫力が強くて、途中でなかなか、本を閉じさせない力があった。
ヒロインが非常に魅力的だと思ってます。
『How do you think』cheeze
『warm on a cold night』sarah kang
『月』桑田佳祐
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