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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#本紹介

【書評】夏目漱石『明暗』を読めば、洞察力がアップすること間違いなし

ロッシーです。 夏目漱石の『明暗』を読みました。 『明暗』は最高傑作 『明暗』は、夏目漱…

ロッシー
1か月前
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INTJが夏目漱石『彼岸過迄』を読んで思ったこと

ロッシーです。 夏目漱石の『彼岸過迄』を読みました。 夏目漱石の『彼岸過迄』は、6つの短…

ロッシー
1か月前
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【書評】『ブッチャーズ・クロッシング』 都会育ちの青年は荒野で大自然の脅威に晒さ…

ロッシーです。 前回、ジョン・ウィリアムズの『ストーナー』について書評を書きましたが、今…

ロッシー
3か月前
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【書評】『史上最強の哲学入門』(西洋編)も面白すぎる件

ロッシーです。 以前、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』についての記事を書きました。…

ロッシー
7か月前
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【厳選】何度もスロー・リーディングしたい10冊 as of 2024.04.16

ロッシーです。 平野啓一郎『本の読み方』では、速読ではなく遅読、つまり「スロー・リーディ…

ロッシー
10か月前
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【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

ロッシーです。 メルヴィルの『書記バートルビー』を読みました。 日本のサラリーマンのやる…

ロッシー
10か月前
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【書評】『小室直樹の中国原論』は中国の解像度を爆上げしてくれる本

ロッシーです。 『小室直樹の中国原論』を読みました。 という文言につられて読みました(笑)。 中国の解像度を上げる本いや~これは面白い! 読めば中国についての解像度が間違いなく上がります。 特に、仕事で中国ビジネスに関わっている方は必読ではないでしょうか。 本書は1996年4月に初版が刊行されました。今から約30年前の本ですが、あなどるなかれ。中国「原論」というだけあり、時代に関係なく活用が可能な知見がてんこ盛りです。 巷にある「なんちゃって中国論」的な本を読む

【書評】三島由紀夫『豊饒の海』を読んだら阿頼耶識について知りたくなった

ロッシーです。 以前、三島由紀夫の『豊饒の海』の書評を記事にしました。 第3巻『暁の寺』…

ロッシー
11か月前
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【書評】プラトン入門におすすめの『ゴルギアス』は読みやすい!

ロッシーです。 プラトンの『ゴルギアス』(光文社古典新訳文庫)を読みました。 「ゴルギア…

ロッシー
11か月前
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【書評】三島由紀夫『豊饒の海』を読み、やっぱり天才なんだとさらに実感した。

ロッシーです。 三島由紀夫『豊饒の海』全4巻(新潮文庫)を完読しました。 「いや~読んだ…

ロッシー
1年前
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【書評】齋藤孝『読書力』が読書力のない人に届かない悲しみ

ロッシーです。 齋藤孝『読書力』を読みました。 本書に「要約を言えることが読んだというこ…

ロッシー
1年前
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【書評】大文豪マーク・トウェインの遺言。「人間は機械である」

ロッシーです。 マーク・トウェインの『人間とは何か』を読みました。 マーク・トウェインと…

ロッシー
1年前
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たまにはカフカで脳に過負荷を

ロッシーです。 たまにジャンクなものを食べたくなる。 それと同じで、たまにカオスなものを…

ロッシー
1年前
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【書評】三木清『人生論ノート』は、理解したいという欲望を喚起する現代の古典

ロッシーです。 以前、哲学書を読むことの効用について書きました。 哲学書を読むと、脳に非常に負荷がかかります。まさに脳トレだといえます。 しかし、脳トレを継続していれば、いつかは哲学書の内容を理解できるようになるのか?そこが疑問です。 さて、私がいつかは理解できるようになりたい本のひとつに、三木清の『人生論ノート』があります。 三木清(1897- 1945)は、治安維持法で検挙され、獄死した思想家です。岩波文庫の刊行は三木清の発案で、巻末に掲載されている「読書子に寄