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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#読書メモ

【書評】齋藤孝『読書力』が読書力のない人に届かない悲しみ

ロッシーです。 齋藤孝『読書力』を読みました。 本書に「要約を言えることが読んだというこ…

ロッシー
1年前
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【書評】プルースト『失われた時を求めて』からひとまず撤退

ロッシーです。 プルーストの『失われた時を求めて』を読みました・・・ と、言いたいところ…

ロッシー
1年前
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【書評】『目的への抵抗』(國分巧一郎)を目的なしに読む。

ロッシーです。 『目的への抵抗』をなんとなく読みました。 なんとなく読んだため、きちんと…

ロッシー
1年前
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【書評】カミュ『転落』は、『地下室の手記』に匹敵するしゃべくり小説だった。

ロッシーです。 カミュの『転落』を読みました。 カミュの作品といえば、『異邦人』や『ペス…

ロッシー
2年前
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【書評】『教養の書』を読む。 読書とは、文化のたすきを未来へ繋ぐリレーに参加する…

ロッシーです。 「これからは教養を身に付けろ!」 という言説が目立っているように思います…

ロッシー
2年前
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【書評】『楽園』(鈴木光司)を再読し、人間の自由意志について考えた。

ロッシーです。 鈴木光司の『楽園』を読みました。 う~ん、『楽園』はやっぱりいい! 最初…

ロッシー
2年前
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【書評】最近読んだ本の中で、ダントツに面白かったのは『ケインとアベル』でした!!

ロッシーです。 ジェフリー・アーチャーの『ケインとアベル』を読みました。 いや~もう、なんというか… ひさびさに「めっちゃ面白い!」という小説に出会えました。 本当に面白かった~。 毎日、通勤電車で読むのが楽しみで、読み終わるのが悲しくなるくらいでした。 内容はざっくり言うと、ケインとアベルという二人の人生を描いた大河ドラマのようなものです。 かたや、ド底辺からの成り上がりのアベル。 もう一方は、銀のスプーンを加えて生まれてきた大銀行の御曹司ケイン。 でも、

【書評】元祖ハードボイルド小説といえばダシール・ハメット。『血の収穫』を読む。北…

ロッシーです。 最近、ハードボイルド小説がマイブームです。 今後、ハードボイルド的な生き…

ロッシー
2年前
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【書評】『ワーニャ伯父さん』(チェーホフ)を読む。絶望って魅力的?

ロッシーです。 『ワーニャ伯父さん』を読みました。 『ワーニャ伯父さん』とネットで検索す…

ロッシー
2年前
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【書評】『タタール人の砂漠』を読む。虚しく流れていく人生は、あなた自身の物語だ。

ロッシーです。 『タタール人の砂漠』(ブッツァーティ作)という本を読みました。 この本を…

ロッシー
2年前
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【書評】『マクベス』(シェイクスピア)を読む。人生は歩く影法師。あなたはどう演じ…

ロッシーです。 前回、シェイクスピア文学に関しての記事を書きました。 そうしたら、今度は…

ロッシー
2年前
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【書評】『ハムレット』を読む。教養を身につけるなら、シェイクスピアはコスパが良い…

ロッシーです。 『ハムレット』をまた読みました。 以前読んだのは大学生のときでした。 大…

ロッシー
2年前
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【書評】再びショーペンハウアー『読書について』を読む。それでも読書はやめられませ…

ロッシーです。 以前も書評を書いたショーペンハウアーの『読書について』。 読書好きなら一…

ロッシー
2年前
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【書評】『グレート・ギャッツビー』は年を重ねてから読むと本当に面白かった!

ロッシーです。 『グレート・ギャッツビー』を読みました。 この小説は、「米国出版社ラドクリフ選:20世紀最高の小説ベスト100」のうち、堂々の1位!です。 言うなれば、米国における本書の位置づけは、イギリスにおける『ハムレット』と同じといっても過言ではないでしょう。 昔、村上春樹の翻訳バージョンを読んだことがありますが、また読みたくなったので、今回は光文社古典新訳文庫バージョンを読むことにしました。 ※村上春樹バージョンを読んだのはまだ20代のときでした(懐かしい・