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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#読書・書評

【書評】秘伝書『猫の妙術』を読む。猫のように仕事をすればうまくいく。

ロッシーです。 佚斎 樗山(いっさいちょざん)の『猫の妙術』を読みました。 剣術の秘伝書 …

ロッシー
2か月前
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【書評】ブッダ『ダンマパダ』は読む精神安定剤

ロッシーです。 『ダンマパダ』を読みました。 パンダの本ではありませんし、「パンダマダ」…

ロッシー
8か月前
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【書評】ゾラ『居酒屋』はしんどかった

ロッシーです。 ゾラの『居酒屋』に挑戦するも、2度目の撤退となりました。 先日のゾラの短…

ロッシー
11か月前
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【不条理】1分で分かるカミュ『シーシュポスの神話』 この理解不能な世界で反抗を貫…

ロッシーです。 カミュの『シーシュポスの神話』を読みました。 本書は、『異邦人』『ペスト…

ロッシー
1年前
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【書評】マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』たまに哲学書を読むことの…

ロッシーです。 世界中で注目される哲学者、マルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないの…

ロッシー
1年前
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【書評】『目的への抵抗』(國分巧一郎)を目的なしに読む。

ロッシーです。 『目的への抵抗』をなんとなく読みました。 なんとなく読んだため、きちんと…

ロッシー
1年前
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【書評】カミュ『転落』は、『地下室の手記』に匹敵するしゃべくり小説だった。

ロッシーです。 カミュの『転落』を読みました。 カミュの作品といえば、『異邦人』や『ペスト』が有名で、この『転落』という作品は日陰に追いやられている感があります。知らない人も多いのではないでしょうか。 でも、実はこの作品めちゃくちゃ面白いんです! 『異邦人』や『ペスト』のイメージを期待して読んだら、見事にその期待を外してくれます。 「え!これがあのカミュの小説なの?」 と思うでしょう。 別人が書いたかと思うくらいにトーンが異なります。 それまでの作品が「陽」の

【書評】『車輪の下』が課題図書になる理由。キーワードは「嫉妬心」。

ロッシーです。 『車輪の下』を再読しました。 「車輪の下なんて知ってるよ。ガリ勉の主人公…

ロッシー
2年前
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【書評】『小説 上杉鷹山』を読む。ケネディ大統領が最も尊敬する日本人を知っていま…

ロッシーです。 あなたは上杉鷹山を知っていますか? かつて、アメリカ35代大統領のケネディ…

ロッシー
2年前
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【書評】塩野七生『マキャヴェッリ語録』は通勤電車にピッタリな本

ロッシーです。 塩野七生さんの本に、一時期はまっていました。 ローマ人の物語は文庫で全43…

ロッシー
2年前
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【書評】サマセット・モーム『雨』は、エロティックな妄想力を鍛えてくれる秀逸な短編…

ロッシーです。 最近、サマセット・モームの短編にはまっています。 今読んでいるのは、光文…

ロッシー
2年前
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【書評】サマセット・モーム『人間の絆』を読む。人は、人生という無意味な牢獄で幸福…

ロッシーです。 サマセット・モームの『人間の絆』を読み終わりました。 いや~読後感が凄い…

ロッシー
2年前
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【書評】サマセット・モームの『人間の絆』は、内向的人間に刺さります

ロッシーです。 今、サマセット・モームの『人間の絆』を読んでいるところです。 まだまだ先…

ロッシー
2年前
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【書評】コンラッド『闇の奥』を新訳で読む。やっぱり良く分からないけれど、この闇は面白い。

ロッシーです。 コンラッドの『闇の奥』の新訳が、新潮文庫で出版されていたことを知り、すかさず購入。 好きなアーティストの新譜が出たときのような気持ちですね(笑)。 翻訳者が変わると、同じ作品でもかなり印象が変わるので面白いです。 同じクラシック音楽でも、指揮者が変わると全く印象が変わるのと似ています。 『闇の奥』は、個人的に好きな作品です。 下記の「書評まとめ」にも記事を掲載していますので、もしご興味があればご覧ください。 では、『闇の奥』の何が面白いのか?