加えるより減らしていく生き様
ミニマリストを目指した話をする。
加えていく幸せ
人生は加えていくことで幸せになると思っていた。
仕事から帰ってくると中毒に刺激されて食べて、好きかどうかわからないものを集めては眺めて、いい服を着て、面白くないテレビをつけっぱなしにして、遅くまで起きている。
そんな加えては消費する毎日。楽しいはずなのに楽しくない。安らげない。
そんな生活が今では何も記憶に残っていない。
なんのテレビを見ていたのか、なんで集めていたのか、あの時の感情も何から何まで全く思い出せない。
自分の価値は物からでしか伝えられなかった
ふと本書たちを読みミニマリズムに出会う。
衝撃を受けた。
集めていた物も買った物も見栄や承認欲求が根底にあること。誰かに見て欲しくて認められたくて買っていること。
確かにCDや本を買って集めて並べて、友達を呼んで、褒めてもらう。
そして優越感に浸る。
自分の価値を物じゃないと伝えられない人間になっていた。
捨てた物は思い出さない
物を捨てることに対して抵抗があった。
それは今まで集めた物を捨てることが自分を殺しているような気がする。
しかしふと思い返した。自分が捨てたこれまでの物って?
何も覚えてない。
捨てたら執着はそこで終了。残ってて目につくから執着となって思い出す。
だったら思い切って捨ててみよう。
時計も服も食器も必要最低限の物を残し、あとは処分。
学生時代の思い出の品は写真を撮ってクラウドに保存し、処分。
部屋が広くなって心が軽くなった。あんなに執着していたのはなんだったんだ。
自分を高めて価値を作る
物のために費やしていた時間・お金を自分の経験や体験に費やすようにした。
それこそランニングしたり、読書をしたり、資格の勉強したり。
本当の意味で自分のために時間もお金も使い始めた時から安らげ、ぐっすり眠れるようになった。
ブームではあるが、ミニマリストの生き様を尊重する。