ズレを演じる可笑しさ 2022.11.30 Dry Cleaning@LIQUIDROOMライブ感想
凄すぎるものはその凄さに気づくのに時間がかかる。さらに凄すぎるものは逆に下手に見える。
立川談志の晩年の落語は下手と評判だったらしい、だが本当に下手なはずはない下手を演出してたのである。間の抜けた落語を演じることで一段上の面白みに到達している。これはほぼ志らくの受け売りであるが、同じようなことを坂本慎太郎に思った。
今年のFRUE立川ステージガーデンで観た坂本慎太郎のライブがまさにそうで特に冒頭の"それは違法でした"あれは本当にあれで正解なのか未だに考える。明らかにズレて