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臨床

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日常臨床における有益な情報を記載していきます。
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記事一覧

がん患者における血糖コントロール

がん患者における血糖コントロール

糖尿病で他院通院中だが、食事摂取不良や体重減少などの理由で精査した結果、切除不能進行癌で消化器内科に紹介されてくるの患者さんは少なくない。

特に、糖尿病患者さんにおける膵癌や肝細胞癌のリスクが高いことは知られており、本来ならば定期的な画像でのfollowが望ましいが、残念ながら進行した状態で紹介されてくる。
引用)
・Ben Q, et al:Eur J Cancer. 2011;47(13):

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余命の告知・伝え方は?

余命の告知・伝え方は?

がん診療、特に抗がん剤治療をしていると、患者の余命・予後について説明することは必ずでてくる。
今回は、余命とその告知について記載したい

1.余命はわかるか 患者の余命は数ヶ月-数年単位では全くわからない。しかし、死期が近くなると、その予測の正確性はでてくる。
※亡くなる数日前ぐらいから意識の低下や傾眠傾向などがあらわれ、徐々にバイタルサインが変化してくる。
(血圧が低くなり、脈拍はゆっくりとして

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あえて数字からおりる働き方:書評

あえて数字からおりる働き方:書評

今回、読んだ本が非常に有益だと思ったので、簡潔に書評にしたいと思います。

この作者の尾原さんは、
数多くの有名企業(マッキンゼー、Google、楽天など)で働き、特に有名な仕事としてはドコモのiモードの開発が挙げられる。
また、書籍もたくさん出版されており、ビジネス系では非常に有名な作家です。

この中で重要だと考えた部分を3つ取り上げたいと思います。

1.abduction(アブダクション)

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医者におけるブルーオーシャンは?

医療界におけるレッドオーシャン(競争が激しく、取り合いになる)は、
・楽で
・リスクが低く
・給料が高い
職場となるだろう。

今までは医師不足もありこれらの領域にあてはまったのが、
・検診
・バイト医が行う外来のみ
・寝るだけの当直
であった。

しかし、診療報酬の減額、コロナ禍の影響で、
これらの楽で、リスクが低く、給料が高い職場は激減している。
職場はあったとしても、楽ではなくなったり、給料

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できる研修医の質問の仕方

できる研修医の質問の仕方

研修医や若手医師から質問をうけるが、
大半が「どうしたらいいですか」というopen型の質問だ。

このような質問をする研修医に対しては、自分で考えて質問する提案型にするように指導している。
「どうしたらいいですか」という質問では、自分の考察または仮説をたてていないからだ。何事も自分で仮説をたてて、何らかのアクションを起こし、プランをいくつか用意してそれを提案してくるのができる研修医の質問の仕方であ

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開業医セミナーに参加して

開業医セミナーに参加して

情報商材ビジネスというのが世の中にあふれている。
そして、医師は高給というイメージもあり、医師対象としたセミナーも多い。
(病院のPHSに怪しい業者から電話がかかってきたことは、大半の医師は経験しているだろう。大半がマンション業者だが、開業案内や転職案内などの連絡も時々ある。郵便物で豪華な封筒に入って送られてくることも多い)

私自身は、開業医セミナー(無料)に興味本位で一度、行ってきたことがある

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フリーター医師の終焉

フリーター医師の終焉

全世界ではコロナ感染の終焉が全くみえておらず、日本でも第二波に突入しつつある。その状況下でgo to キャンペーンが始まろうとしている。
さらに、大豪雨や洪水に見舞われており、救護施設は3密の状態になりつつあり、まさに泣きっ面に蜂の状態である。

この状況下ですべての経済指標は悪化しており、これらは医師の世界にも及んでいる。このコロナウィルスの影響で、減収の医療機関が大半で、特に耳鼻科と小児科の影

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医師:カンファレンスプレゼン

医師:カンファレンスプレゼン

医師の臨床で行うプレゼンは大きく3つある
・ベッドサイドプレゼン:数秒
・病棟カンファレンス:1分間前後
・症例報告:5分前後

今回、症例提示に使うプレゼンの注意点をいくつか記載したい。
①略語はできるだけ使わない
 略語が参加者全員が理解している場合は可能と思われるが、研修医や学生も参加している場合、研修医や学生も知っている用語を使うこと。
また、科によって略語の意味が異なることもあるので、他

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肝硬変患者に勧めてはいけない食事は

肝硬変患者に勧めてはいけない食事は

Vibrio vulnificus(ビブリオ・バルニフィカス)と聞いたことはあるだろうか?
本邦での報告例は多くはないが、基礎疾患に肝硬変(糖尿病も多いが)をもっている人に罹患しやすく、死亡率が約70%前後と高く、しかも急激に状態が悪化し、約半数は2,3日以内に死亡するというおそろしい感染症である。

夏場にVibrio vulnificusの感染することが原因といわれており、それの感染機序として

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医療のサービスは今後どうなる?

医療のサービスは今後どうなる?

現在、所有から利用・体験へ消費トレンドが変化しており、コロナ禍でそれがさらに加速している。
例えば、音楽もCDを買って音楽を聴く から ストリーミングアプリを利用して音楽を聴くという体験へ変わっていった。

医師も薬処方よりも健康を提供するサービスへ変わっていくと思う。
(薬よりも健康となるようなコンサルティング)

・利便性(在宅医療、往診)
・コスト優位性(オンライン診療、後発医薬品)
はすで

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医師講演会で話す内容:トレンドを意識する

医師講演会で話す内容:トレンドを意識する

講演会を依頼されたときに最も重要なのは聴衆はだれかということ。
その講演会に来られる方はどういうことを聴きたいかを考える。
これは基本になるが、それに+αとして追加したい項目がある。

それはクラシック(データ開示+論文紹介)とトレンド(流行りの分野:コロナ感染、新規薬剤の登場、新規治療、新ガイドライン)のバランスである。
講演会で自分の研究内容だけでなく、自分の主張に合わせたクラシックは重要だが

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医師ADHDへの対応は?

医師ADHDへの対応は?

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
 また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。                  文部科学省

上記のような行動を大人でもみられるのが大人のADHDとなる。

これらの特徴をみられる医師に遭遇

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医師の職場選びで最も重要なことは。

医師は職場が変わることは珍しくない。
特に、最初の数年間は臨床研修期間(2年間)、後期研修期間(3年間)、専攻医期間(数年)など複数の病院を勤めることがほとんどである。

私の医師人生を振り返ってみて、
職場で最も大切なことは
病院の大きさ、設備、給料などではなく、
同じ職場で働く同僚、上司
といえる。

なぜなら、その職場で働く同僚、上司があなたの1-2年後の姿である可能性が高いからだ。

人は

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外来で高カリウム血症をみたら。

外来で高カリウム血症をみたら。

以前に高カリウム血症についての解説をしたが、今回は外来での高カリウム血症について記載したい。(一般的なカリウム血症の補正については以下を参照)
※外来しているDrからどうすればいいですか という問い合わせが何度かくる。

高カリウム血症は緊急を要する場合がある。(高カリウム血症が持続すれば致死的不整脈を誘発する)
まずは、検査値が正しいかを確認する。
(LDHも上昇していたり、血小板が低値であれば

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