医者におけるブルーオーシャンは?
医療界におけるレッドオーシャン(競争が激しく、取り合いになる)は、
・楽で
・リスクが低く
・給料が高い
職場となるだろう。
今までは医師不足もありこれらの領域にあてはまったのが、
・検診
・バイト医が行う外来のみ
・寝るだけの当直
であった。
しかし、診療報酬の減額、コロナ禍の影響で、
これらの楽で、リスクが低く、給料が高い職場は激減している。
職場はあったとしても、楽ではなくなったり、給料が減額になったりしている。
そもそも、医師におけるレッドオーシャンはもう一つあり、
・忙しい
・リスクが高い
・給与は低い
しかし、ブランド病院という職場もある。
私自身は、ブランド病院での労働は否定的である。
(私自身は、臨床研修医はそこそこの有名病院で働き、3-4年目は地域の中核病院で働いた経験がある)
その理由は以下の通りである。
・人数が多い→症例が減る
・有名病院、無名病院関係なく、症例はある(非常に高度/先進的な治療は除く)
・有名病院でも診療科によるレベルは違う。
(有名病院でも全くいけていない診療科もある)
・募集してもすぐに医師が集まるので、医師の待遇が悪いことが多い。
医師として成長したい 場合のブルーオーシャン戦略を書きたい。
ファッションを中心に活躍するMBさんをご存じだろうか。
ファッションというのは感覚の世界だったが、そこに論理をとりいれて解説する手法で、衰退しているアパレル界を盛り上げている実業家だ。
彼は小さいときは国語が好きで得意だった。
父親から「国語が得意なら、国語が必要だけど、国語が得意ではない人が多い環境にいけ!」
と言われ、それを頭の中にずっといれていたようだ。
これはマーケティング能力ともいえるのだが、
”自分が必要とされ、そこで活躍し続けることができる場所をみつける能力”
ともいえる。
有名病院で、有名医師が治療の大半をしている病院にいっても得られるものは少ない。いまは、有名な医師の手技はDVDやネットで閲覧できる時代である。
内科的治療法にしても、論文はネット検索ですぐに読むことができる。
医学生、若手の医師であれば、
自分が成長しないといけない環境を選ぶことが重要であり、
有名な病院で医師の数も多く、一人あたりの治療経験数が少ないところは
やめたほうがいい。
それならば、医師は少ないが、症例は多く、忙しい職場はすぐに見つけることができる。(ブルーオーシャン:競争が少ない、自分が活躍できる場所)
まずはこのような場所で自分が成長できれば、選択の幅は大きく広がる!