医師:カンファレンスプレゼン
医師の臨床で行うプレゼンは大きく3つある
・ベッドサイドプレゼン:数秒
・病棟カンファレンス:1分間前後
・症例報告:5分前後
今回、症例提示に使うプレゼンの注意点をいくつか記載したい。
①略語はできるだけ使わない
略語が参加者全員が理解している場合は可能と思われるが、研修医や学生も参加している場合、研修医や学生も知っている用語を使うこと。
また、科によって略語の意味が異なることもあるので、他科も参加しているときはなるべく使わない。
例:ラパタン→腹腔鏡下胆嚢摘出術
②伝聞調にしない
伝聞調にすると、主体的に取り組んでいる印象が薄くなる。
例:Aさんは心筋梗塞といわれていたそうです。近医では抗血栓薬を2剤内服するように言われていたとのことです。なお、今回の主訴は腹痛のようです。
③原稿を用意しない。読まない。
画像やスライドを指し示す以外は話す人を向いて話す。
原稿を読まなければ話せないことは聴衆には伝わらない。
【症例検討のスライド】
・大量な情報が詰め込まれたスライドは用意するな。
スライドは読ませるのではなく、見せろ というのが原則だ。
・1枚のスライドでメッセージは1個まで。
・フォントは統一する。
英語はTimes New Roman・Arialがオススメ
日本語はMSゴシック
【その他】
・ポインタ
レーザーポイントをクルクル回さず、ピタッと説明した箇所にとめる。
上記だけでも注意するだけでかなり改善すると思うので、プレゼンが苦手な人は参考にしてほしい。