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当たり前の日常。の中にある一番大切な存在。当たり前じゃなかった、ごめんね。

色々と重なる時は重なるのかもしれない。

いま、もうすぐ、当たり前の日常。が終わる、
と気づいた。
自分にとって一番、何よりも
大切な存在。
当たり前すぎて、その存在のありがたさ、忘れかけていた。
いるのが当たり前。って思ってた。

近頃は、自分のことで精一杯。
こんな時に。

うちにいる2匹の大切な存在。家族。

上の子はもうだいぶ長く生きてるよね。
昔は不登校やらなんやらで。
ここ2年以上は休職中、いつからかほぼ完全引きこもり。

人生において、
家にいる時間が、きっと他の人より一段と多い自分。
だから、余計に当たり前すぎて。
ずーっと一緒。じぶんが家にいる時は、基本いつもいる。
当たり前。だった。

いつもみんなに、
とっても若い。元気ね。って
言われてた。
とってもかわいい子ね。
って。

だから、勝手にずっと一緒。って思い込んでた。
勝手にそう決めてた。
一緒に生きている、一緒にいる。って。

お家に迎える前から、
絶対に先にいなくなっちゃうからね。と
親は何度も何度も。しつこく言った。
それでも飼う。で本当にいいの。
ちゃんと頭に入れておくんだよ。って。
何回言うの、ってくらいにしつこかった。

両親は、それぞれ幼少期に、
ペットと呼ばれる存在、家族、を
何匹か飼っていたらしい。
その経験から、きっとあれだけしつこく言っていたのだろう。と
いま、思う。

上の子は、じぶんが不登校になったことがきっかけで
うちに来てくれた子。
不登校になってなかったら、きっと来なかったよね。

以前から。小学生の頃から。
ずーっとじぶんが飼いたい。と
ことあるごとに懇願していた。
だけど、ダメ。そんな余裕ない。
って、まったく許してもらえなかった。

不登校になり、引きこもりになり。
両親なりに、色々と考えてくれたのだろう。
元気を出すきっかけになってほしい、
前を向くきっかけになってほしい、
そんな、半ば、すがるような思いだったのかもしれない。

そんな暗い日々にいる時、
うちに来てくれた子。

とってもとっても嬉しくて、
かわいくて、
かわいくて愛おしくてたまらなかった。

だけど、いつしか、
度々訪れる人生の困難に、そんな日々に、
優しく寄り添ってくれる、いつでも慰めてくれる、
いつも一緒にいてくれる、
かわいい、愛おしいだけじゃない
自分のこころの拠り所、いつでも何も言わずに全部を受け止めてくれる
そんな存在にもなっていた。

いつも一緒。家族。当たり前。
これからもずっと一緒、って、思いたくて。
現実はちがう、って
頭ではわかってた。大体このくらい、って。

だけど、そんなの嫌だから、絶対に嫌だから、
それに、こんなにみんなから元気って言われて、
ずっと一緒。って思っちゃった。

少しずつ、その時は近づいているかな、って
最近はわかってたよ。
だから、それなりに本読んだり調べたり。
そんなものを読んでは、想像するだけで涙あふれ。
まだまだ先のこと、って思ってた。
だってまだ元気だった、よね。

なんで急に。どうして。
緩やかな下り坂が、急に突然。
角度が変わった。

その時、おわりの時は、いつかはわからないけど、
もう、目の前なんだ、って
どうすることもできない現実、否定できない現実。
突きつけられた。

当たり前じゃなかった。
失うことを目の前に突きつけられて。
気づいた。

大切な存在。居て当たり前、と言うより日常。
こんなにも大切な存在、だったのに。
ごめん。と、ありがとう。
が一日中、涙と一緒に溢れた、きょう。

一段と寒く感じた、きょう。そして、雨。
明日は晴れるかな。って心の中で、問いかけた。

ずっとそばにいるから、そばにいるよ。
なんでもするよ、
だからお願い、ちょっとでも長く、
一緒にいて。
先にいかないで、置いていかないで。
って、
やっぱりそんなことしか思えない。

ごめんね、こんな、いつまでたっても
頼ってばかりの、だめだめな飼い主で。



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