『愛着障害』の克服法を自分なりに実践してみたら・・・
私が「本当の自分とは」という問題に直面したのは、かれこれ10年前になる。
そして、私が岡田尊司著の『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』を読んだのは、今から5年ほど前。
自分探しのきっかけをくださった先生が、「面白い本があるよ」と紹介して下さった。
読み終えて、先生にその感想を伝えるがごとく、私は自分のノートにこんなことを書き残している。
『愛着障害』とは・・・
ここでは、さらっと簡潔に書く。
私の中での問題は、自分が愛着障害であるか否かというところではなかった。
これを読んだ当時、「子ども時代を引きずるわたし」が確実にいたということだ。
結果を先に述べる。この本に書かれた克服法を参考にして、自分の思考は180度変わった。
では、一体何をしたのか・・・
① 自分の過去を調べる
保育園や学童保育時代の連絡帳を細部まで読んだ。親から見た自分の姿、先生方から見た自分の姿、そこから見える自分のふるまい、他人の感情、そして当時の自分の感情を想像した。
② 過去の自分の感情に向き合う
隠してしまっていた感情や欲を掘り起こす。何かに躊躇して出してはいけないと思っていたものを、自分の中に存在させてあげるための作業。
③ 向き合うことで現れた感情を言葉にする
⑴ まずは、書き出す。
自分の中に感じるものの正体が見えやすくなる。
⑵ 誰かに聞いてもらう。
安全基地となる人を自分の中に作る必要がある。その人に聴いてもらうことで、安心と慰めにつながった。
④ 自分がしてほしかったことを、目の前の子どもにしてあげる
ちょっと自己中な感じもするが、学童保育で出会った子ども、保育園で出会った子どもたちの心に寄り添うこと。
私の思いは「さみしさを感じさせたくない」に始まり、「楽しい時間にしたい」につながっている。子どもと同じ楽しみに触れることで、自分の過去を捉え直すことができた。
出会った子どもたちのパワーは計り知れない。
とにかく、こういったことを繰り返した。
最初は「さみしい」という気持ちを自分で見つけられても、なかなか向き合えず、書くとなれば涙となって書けなかった。「さみしかった」という言葉を声にするのには、書くことができてから2年。
だけど、繰り返していくうちに、どんどん自分の中が軽くなるのを感じた。
そして、今では何事をも前向きに捉える自分が誕生した。
私は自分が誕生してから、まだ数年しか経っていない、そんな気分でいる。
これから少しずつ、子ども時代からのエピソードを交えながら、いろいろ考察していきたいと思っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました😊
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