"急がば回れ"を意識したらエンジニアとしてレベルが上がった話
私の中でバイブルとも言えるエンジニアキャリア構築の本がある。
それがこの本で、アメリカのマイクロソフトで勤務する牛尾さんの著書である「世界一流エンジニアの思考法」だ。
2024年のビジネス書ランキングに入っていたので知っている人も多いのではないだろうか?
この本の中で紹介されていた手法を試してみたところ、本当にエンジニアとしてレベルが上がったので、今日はそれについて紹介したいと思う。
優秀なエンジニアでも理解に時間がかかる
この文章が私のエンジニアとしての仕事への向き合い方を変えた。
今までは
「とりあえず大量のタスクをこなそう。タスクを大量にこなしていくうちにシステムの仕組みも理解できていく。だから、少しでも早くタスクをこなせばエンジニアとして成長できるはずだ。」
と思っていた。
しかし、あやふやな理解でタスクをこなしていっても、それは理解したことにはならない。
私はある日「自分がやっていることはエンジニアリングじゃなくて、設定値の調整なんじゃないか?」と気づいてしまった。
ゼロから作り上げるのではなく、既に動いているソースコードをコピーしてきて、必要な部分だけパラメータを変える。それで問題なくソースコードは動く。
しかし、本当にシステムを理解しているわけではないので、より良い改善策が思いつくはずもない。
レビューで、技術イケメンの同僚から「こうした方がもっと良くならないか?Yossyが何を意図して、この構成にしたのかを教えてくれ」と説明を求められた時に、自分でも納得のいく説明ができなかった。
これでは自分もただのコピペエンジニアで、すぐにAIに仕事を奪われるエンジニアのうちの一人だと思い知らされた。
それから私は技術との向き合い方を変えた。
"急がば回れ"で技術に対する理解が深まり、結果的に仕事が今までよりも早くなった
私の新しい技術との向き合い方はこうだ。
ここから先は
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?