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【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』65

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内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』目次マインドマップ

読書メモ

Part4 人を動かす意思決定 13説得 提案を通すためにすべきこと

  • Q13 品揃えは多いほうがいいのか?

    • 決まった答えがあるわけではない

      • 商品やお店によって違いがある

        • 本屋→10種類しか本がなかったらがっかりする

        • コンビニ→1カテゴリーで3つくらいに絞ったほうが売れる

      • お客さんが誰なのかということによっても違う

        • テニスの初心者
          →大きなスポーツ店だと選択肢が多すぎて困る
          →コーチが勧めたほうがよい

      • 「お客さんの納得感」も大切

        • 選択肢が少ないと制約を受けた気になる

        • お客さん自身に選ばせるのがよい
          →複数の提案を示して、メリット・デメリットを説明する

        • 自分で決めたくない経営者もいる
          意思決定をしてもらうには「心の内」を知ることが重要

感想

いざ意思決定をしてもらう立場になると、何でも自分で決めたがる人と、逆に、自分で決めるのをとことん嫌がる人がいます。後者のほうが多い印象です。

決断することは、それ自体、体力がいることですし、自分の決定で会社の命運が決まってしまうと思ったら、逃げたくなる気持ちもわからないではないです。

やはり、決断慣れをしておくのと、その決定がうまく行かなかったときに選択するオプションを持っておくことが必要なのだと思います。そもそも先のことは不確実ですし、ある種の楽観さは必要なのではないかと思います。

運命は変転する。人間が自らの行動様式に固執するならば運命と行動様式とが合致する場合成功し、合致しない場合失敗する。私の判断によれば慎重であるよりも果敢である方が好ましいようである。

ニッコロ・マキアヴェッリ著、佐々木毅全訳注(2004)『君主論』講談社学術文庫1689 p.194


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