RIKOちゃん

生きるイナズマロックのRIKOちゃんです 生きている為に自分の中にあるものを書いて吐き…

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生きるイナズマロックのRIKOちゃんです 生きている為に自分の中にあるものを書いて吐き出しています ❤︎LOVE&MIND&SOUL&MUSIC♬

最近の記事

マツケンサンバⅡが聴きたいと、母は言った

車椅子かぁさんとイナズマ娘の2人旅、3年間の母と過ごした日々をシリーズで書いてみようと思っているのですが、 その母が、今、施設でお世話になっていて、この夏で急激に弱ってしまったので、今、その様子を書き留めておきたいと思う。 ここは、サービス付き高齢者住宅で、通常の老人ホームと違い、部屋を住居として借りる。食事は自分の部屋で好きなものを食べても良いし、注文しておけば施設で作ってくれた食事を食べることもできる。 また、ヘルパーさんと看護師さんが常駐しているので、安心だ。

    • DV夫から逃げ出したあの夜

      次男が30歳になった あの年の梅雨時期、次男を妊娠しお腹が大きくなっていた私は、2歳になる長男の片手を引いて、真夜中の2時に家を出た。 当時、夫の暴力が酷くなってきていた。 ずっと夫の暴言と暴力に悩んでいた私は、ちょうど産休に入ったタイミングで「家出」を決行したのだが、なぜか仕事に行っているはずの夫が急に帰ってきて、マンションのエレベーターのところで見つかり、両足を引きずられ家に連れ戻されてしまった。

      ¥300
      • 【車椅子かぁさんとイナズマ娘の2人旅】序章

        これは、パーキンソン病で車椅子生活になった母と、ロックンロール大好き、踊ること大好き、音楽大好きな私(娘)が、昭和時代に建てられた、レトロな団地で暮らしながら、時々旅を楽しんだ実話エッセイです。 誰のためにもならないかもしれませんが、こんな親子もいるんだなと面白がって読んでくれたら嬉しいです。 父が亡くなってから、4LDKの一人暮らしには広すぎるマンションで暮らしていた母が、夜中に転んでしまった。 痛みに耐えながら、私や妹、孫たちに携帯電話で電話するも、真夜中で誰も出て

        • 私の練習嫌い、なんとかならんかいな?

          8月19日に足つぼの合格をいただいてから、次はボディのもみほぐし(指圧)を習っている。 昨日で5回目を終えて、だいぶ終わりが見えて来た。 習ったことを自宅で練習したいのだが、なかなか出来ない。 なぜ出来ないかというと、忙しいとかモデルになってくれる人がいないとか、そんな問題ではなく、ただ、私が根っからのサボり女だからだ。 今回の足つぼともみほぐしのレッスンを通して、「私は練習が嫌いだ」と言うことを再認識してしまった。 思い返せば、 ピアノを10年間習っていたが、家

          ¥200

        マツケンサンバⅡが聴きたいと、母は言った

          とうとうオーディオブックに手を出した

          小学生の頃、母親が「日本文学全集」(正式名称は覚えていない)を買って来た。 買って来たというか、多分、訪問販売から購入したのだと思う。 8段ほどあるこぢんまりした白い本棚に、びっしり100冊ほど並んでいて、その状態で納品された。 夏目漱石や太宰治、芥川龍之介らの名作揃いであった。 やれ、夏休みの宿題だ、学校の読書感想文だとなると、両親から「この本の中から選んだら?」と勧められた。 私は、聞いたことのある「吾輩は猫である」を読み始めるが、あまり面白いとは思えなかった。

          とうとうオーディオブックに手を出した

          足ツボ合格!

          母が施設に入ったので、私は在宅介護から解放された。 自由になったのだ。 仕事は夜勤を週に3回やっているだけなので、昼間が毎日暇だ。 しばらくは家で絵を描いたり文章を書いたり、テレビや映画を見たりして過ごしていたが、遊ぶ金も欲しいなぁ〜と思い、昼にできるアルバイトを探し始めた。 探す前に、こんなんがいいなぁと、まずは設定を作った ◉冷暖房完備で空調が整っている事 ◉アルバイト中もある程度自由に過ごせる事 ◉スタッフの方達が優しい事 ◉収入は月5〜10万円程度 ◉シフト

          足ツボ合格!

          39℃で19日間雨降らず

          1980年、私はふてくされ気味の中学生だった。 当時は、朝食を食べずに登校する子供が増えた為か、朝礼中に貧血を起こして倒れる生徒が増えたというニュースが流れていた。 特に夏休み明けは、1日に4〜5人は保健室に運ばれていた。 実は、私もよく倒れる生徒だった。 強い日差しの中じっと立っていると、急に目の前がザーっとテレビの砂モードになり、意識を失う。 手をつかずに倒れるので、顔をすりむいたりする。 あとで友達に聞くと、「急にバタンって倒れたよ。ビックリしたよー」と泣きそう

          39℃で19日間雨降らず

          マンションが売れた!

          (2022年1月頃) 母が私の住む団地に引っ越してきたのを機に、母の住んでいたマンションを売りに出した。 このマンションは25年ほど前に、父と母がそれまで貯めていたお金と、退職金の一部を使って買ったものだ。 幸い、名古屋市内の住宅街で環境も良好、築年数や間取りを考慮して、我々はすぐに買い手がつくと思っていた。 ところが現実はそう甘くはなく、なかなか買い手が現れなかった。 私たちは、希望の金額を大幅に下げることで、やっと半年後に売買契約が成立した。 ここで初めて知っ

          マンションが売れた!

          独りよがりSDGs

          私が子供のころ(1970年代)、我が家の近所の川から、泡ぶくが出ていた。 不思議に思った私は、母に聞いてみた。 「お母さん、川から泡が出てくるけどなんで?」 「あれはね、家庭で使った合成洗剤が溶けきれなくて、川に流れてきているんだよ」 「え?それじゃぁ、川も海も汚れてしまうね」 まだ、下水道が整備されていなかったのか、もしくは、用水路に人が洗剤を流していたのか定かではないが、私の記憶では、割といつも泡が立っていた。 当時から、環境に気を遣っていた母は、あまり汚れが落ち

          独りよがりSDGs

          B棟で、母の在宅介護がスタート

          (2021年5月頃) 母が退院してきて2ヶ月。 団地の小さな部屋に引っ越しがおわって、いよいよ母と私の2人暮らしが始まった。 ここの団地は、ちょっと変わった作りをしている。 A〜D棟まで、4つの棟が、ロノ字になっていて、渡り廊下で全棟がつながっている。 四角く囲まれた真ん中には、中庭があって、ジャングルジムやブランコ、小さな丘を模した遊具がある。 昼間は、小さな子供たちの遊ぶ声が聞こえて、なんとも心地いい。 長男と次男は、それまで住んでいたD棟の部屋に住んでいて、

          B棟で、母の在宅介護がスタート

          B棟へ引っ越し、ヘトヘト

          (2021年4月〜5月頃) 賃貸契約もうまく行き、引越しが決まった。 引っ越しは大変だった。 戦中生まれの両親が溜め込んだ荷物の量は、想像を超えていた。 「親の断捨離に悩む娘」という構図が、頻繁に雑誌やテレビで取り上げられているのも頷ける。 うちも人ごとではなかった。 引っ越しが決まってから引っ越す日までの約2ヶ月で、捨てるもの、持っていくものの選別を、母の了解をとりながらやっていく。 そして、もちろん進まない。 「お母さん、この食器どうする?」 「それはまだ

          B棟へ引っ越し、ヘトヘト

          この夏は、モナ・リザの横顔に行くよ!Adoちゃーん❤︎

          #この夏やりたいこと 56歳ともなると、海やプールなどのレジャーに行くのは、気が重い。 子供の頃は、水が大好きだったのに。 三重県にあるナガシマスパーランドの流れるプールに行きたくてしかたなかったのに。 だから、夏らしいイベントなどは一つも入れていないのだが、今年の夏は楽しみが1つだけある。 それは、Adoちゃんのライブだ。 4年前、「うっせぇわ」を初めて聞いた時は衝撃を受けたが、若い人の流行歌だと思い、特に好きになることはなかった。 だが、去年の秋、TikTo

          この夏は、モナ・リザの横顔に行くよ!Adoちゃーん❤︎

          B棟に決まった!

          (2021年4月頃) 実家に泊まり込みの介護を始めて数ヶ月。整理されることもなく溜まっていた昔の写真を見たり、母や父の手帳や大学ノートを読んだりして過ごしていた。 母は、若い頃に保育園を立ち上げて、そのまま園長先生になり、定年まで働いた。いわゆるキャリアウーマン、働くお母さん、今で言うと、ワーママだ。 当時(1960〜70年代)は、まだ保育園の歴史は浅く、認知も低かった。女性は結婚と同時に仕事を退職する、いわゆる「寿退社」が当たり前だった。 そんな世の中に反旗を翻すか

          B棟に決まった!

          エアコンが壊れた

          今日の名古屋の最高気温は37℃、夜中の今でも31℃もある。 灼熱の熱帯夜だ。 夕方、なんか全然涼しくならないからエアコンの下に行ってみた。 ん??あれ??ありゃりゃ? 冷たい風が出てないじゃん! ただ風が出ているだけ。 ガスが抜けたか? 急いで業者を検索してみる 「エアコン故障 名古屋」 ヒットした業者が、本当に良心的かどうか、または、ぼったくりの会社なのか、見当がつかない。 こういう時は、焦ってはいけない。 Chat GPTに尋ねてみると、「くらしのマ

          エアコンが壊れた

          B棟に決めた!

          (2021年3月頃) 母の24時間介護が始まった。 私の家から母の家まで、市バスと歩きで片道30分。 通うには少し遠いので、私は自宅から実家へ引っ越しした。 といっても、まだ荷物は自宅に残ってはいるが。 私が週2回の夜勤の日は、2人の息子たちに来てもらうことになった。 彼らは、28歳と26歳で彼女ナシ、私と一緒に暮らしているので、しばらくは、息子たちにも協力してもらうことにしたのだ。 もちろん、バイト代は払います。1泊3,000円で手を打った。 その資金は、母

          B棟に決めた!

          「出来るだけ一緒にいたい、家にいさせてあげたい」

          とうとう24時間の在宅介護が始まった。 母がパーキンソン病を発症した頃から、いつかは介護する日が来るとは思っていたが、いざ、そうなるとおじけづくものなんだな。 週5日は私、私が夜勤の日は2人いる私の息子が1日づつ担当だ。 去年、母が肩を骨折したばかりの頃は、私は出来るだけ施設で過ごしてもらいたいと考えていた。 もちろん、介護が大変そうだからだ。 それまで、母の家の1室を借りて、マッサージサロンを経営していた。 経営といっても、月に10〜15人くらいのお客さんだった

          「出来るだけ一緒にいたい、家にいさせてあげたい」