ボタニカル哲学(後集113)自然の中で育む高遠な理想
高いところに登ると、人の心は広大になり、流れに接すれば、人の心は無辺となる。雨や雪の日に読む書物は、人の心を崇高なものにし、小高い丘の上で詩歌を口ずさめば、人の心は深遠なものとなる。
つまり、人間は置かれた環境次第で広大無辺な心境を得られるし、頭の使い方次第で崇高深遠な心境が得られるのである。
言換えれば、達人は自分の心の置き場所や、頭の使い方を心して生きれば、有限な世界で無限な世界観を得られるということだ。
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