他の人の視点から世界を見られる喜び。

　今日は代講で学校に行ってきた。実は僕はこの「代講」とか、どなたかの「トラ」でベースを弾いたり歌を歌ったりするのがけっこう好きである。何故かって、普段この人にはこういう世界が見えているのか、と言う「他人の視点」が少しだけ垣間見えたりするから。

　恐らく僕に代講を頼んだ先生も「来週は代講で竜先生が来ますよ」とアナウンスしていると思うので、中には「僕が来るなら」と言う感じで普段はベースを授業をしているはずなのに思いっきりその学生さんの持ち時間中歌の練習をした学生さんがいたりもしたが、だいたいおしなべていつもレギュラーの先生とやっている事を、今日だけは僕とやる感じで、非常に興味深かった。

　昔の（多分20年ぐらい前）のB'zさんの楽曲で「例えば、どうにかして、君の中、入って行って、その瞳から僕を覗いたら、いろんな事ちょっとはわかるかも」と言う歌詞があった（確か「今夜月の見える丘に」と言う楽曲だったと思う）。本当にそうやって違う人の視点で世界を見てみたい。きっと同じこの世界が全然違う感じに見えているのだろうと思うし、僕が代講やトラでその景色を少しだけでも垣間見れたりするのは、とてもラッキーな事だな、なんて思う今日この頃。出来るだけ広い、色々な位置から物事を見られたら嬉しいな、なんて思っているんである。