余計なことを言わない練習。
僕は昔から「言わなくて良い余計なことをついポロッと言ってしまって人間関係を悪化させる(なんなら永遠に終わらせる)天才」であった。しかし最近、「言わなくても良いことを言ってはいけない、何故なら」と言う論理的に順序だって分かりやすく解説している記事をどこかで読んで納得したので、なるべく相手が嫌な気分になりそうな事は、心に浮かんでも言わないようにしている。
今日何気ない雑談で、ある学生さんのお父様が最近料理に凝っていて、なんとゴールデンウィークに帰った時にはゼロから作ったパンをごちそうしてもらったという話を聞いた。そこで以前の僕だったら「そうなんだ〜、凄いね。でも実は今俺さ、グルテンフリーって言うのをやっててさ、小麦粉がどう体に悪いかと言うとね…」なんて空気の読めない発言をしてその子の気分も害していたに違いない。いや〜、少しは僕も成長したようで、今日はそう言いたいのを我慢して「凄いね〜、やっぱり市販のパンとは味が違うの?」みたいな気の利いた質問をして、ちゃんと和やかに普通の人っぽい会話をすることが出来た。いや〜、この歳になってからでお恥ずかしいのだが、出来れば死ぬまでには人並みに人を嫌な気持ちにさせない会話術を身に付けたいな、と思う今日この頃なんである。と言うわけで今まで「余計な一言」で傷付けてしまった全ての皆さん、ごめんなさい。今後は気を付けて行きます。