NOMAN

いろいろありました。これからもいろいろあると思います。生きてるかぎり 書きつづけますので 末長くどうぞよろしくお願いします。

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マガジン

  • 映画の感想

    独断と偏見に満ちた、ただの映画好きなオタクになりきれないオタク未満が書いた「映画の感想」をまとめたモノです。評論家ではありませんので、眉唾で「それは違う」「それは納得」などとつぶやきながら あくまで〝娯楽〟として読み流してください。

  • 詩「生の刻印」

    詩やショートショート(短めの物語文章)をセットにしました。単発なので空き時間に流し読むにはちょうど良いかも。

  • 環境問題について

    最近 何かと胸をざわつかせる「地球の環境問題」について、自分なりの見解、偏見、独断をまとめたモノです。専門家ではありませんので、眉唾で「それは違う」「それは納得」などとつぶやきながら あくまで〝娯楽〟として読み流してください。

  • 読書の感想

    過去に書いた読書感想文集です。映画の感想同様 本の内容を紹介する目的で記すのではなく 極私的に見解を述べております。生きるヒントをたくさん含みますので、ぜひ読んでみてください。

最近の記事

亡き推しに捧ぐ

頭脳明晰なたとえどんなに優れた学者でも いずれは死んでしまう 見えていること 思想 考え 知識まるごと抱えこみながら消失する 勿体ないことだ まだアウトプットするまえに 朽ちてしまうことは必ずある 才能豊かな作家が惜しまれつつ亡くなっていく姿をみてると われわれ凡人のそれくらい 世の損失にしてみれば なにも大したことないないのかもしれないけれど 当の本人からしてみれば やはり重大で 我ごとだけに できればすべてやり残すことなく ぜんぶ吐き出してから去りたいとの欲が消

    • 映画「ブラインドスポッティング」をみた

      まずカンタンなあらすじから。  つまりこの映画は黒人差別であったり、米国銃社会の危うさを訴えている作品なのだが、なかでもいちばんわたしに響いたのはこのタイトルだったかもしれない。ブラインドスポッティング。訳すと「盲点」である。それだけ聞くといったいなんのことだかあまりピンとこないだろうけど、この映画で語られる説明に触れると深く胸に刺さる。 あるとき主人公が、元カノにこんな話をする。 「ルビンの壺」の話だ。 ルビンの壺とは、心理学でよく用いられる 見方によって「顔」にも見

      • 【 躾けるということ 】

        義務教育を終えたところで 人間の本質が何一つ変わるわけではない。 われわれは未だ進化途上だ。 人に好かれる善いことだけを言おうと 人柄を曲げていると人間の本質には迫れない。 人間は完璧でないのは勿論だし、そこまで綺麗な中身ではない。放置しておくと殺し合いもするし騙し合いもする。それを解ったうえでの取り繕いではないのか。 正視するのと無視するのとでは人柄は大きく変わる。無視だと警戒心をなくしてしまうので無意識のうち悪に染まる連中もしばしば生まれる。 見たくはないだろう

        • 詩【 夢の追想 】

          夢が 散りゆく 一度は掴みかけた夢 まだあなたの温もりが手に残っている これは幻影なのだろうか 今もまだ あなたはわたしの目の前にいる いつもわたしにやさしく微笑みかける 夢が 散りゆく あんなにも遠く 過ぎ去ったはずなのに 頭ではわかっていても 気持ちが追いつかない まだ あなたを追いかけている 決して触れることはないだろう 決してまた巡り会うことはないだろう でも 心のどこかではまだ あなたが 此処に存る気がして やっぱり諦めがつかない 夢が 散りゆく

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        • 映画の感想
          5本
        • 詩「生の刻印」
          61本
        • 環境問題について
          7本
        • 読書の感想
          2本

        記事

          【 障がい者アートの神聖化について 】

          障がいある人のつくる作品はどれもが素晴らしい。何らかの価値がある。  良かれと思って進行しつづける福祉の弊害なのだろう。障害者アートが神聖化されはじめていることに 違和感を感じる。  わたしは障がい者アートに携わり 上記のロジックを既に見抜いている。考えてみれば至極単純なことなのである。  彼らは福祉にもてなされ、描く(「作る」でも良いのだがココではわかりやすく「描く」とする)に十分な環境を与えられて創作に励んでいる。必要なものは何でも揃うし、何だったらいつでも人の手も

          【 障がい者アートの神聖化について 】

          掌小説【 傘がない 】

          蒸暑い夜だった 突然のゲリラ豪雨に遭遇したわたしは 傘がなく 商店街の一角で足止めを食らう その隣りで 似たように 傘を持たず 雨宿りする子どもを見かけた 母親らしい人影もなく ひとりで ずぶ濡れのからだを震わせている 印象的だったのは その強い眼差し 思わず足をとめて 声をかけようと思ったが それを眼差しが拒んでいた 数十分ほど経っても 雨足は弱まるどころか ますます強まっていく 意を決し わたしはその子に声をかけようと 距離を縮めた すると 強い眼差しがわ

          掌小説【 傘がない 】

          映画「月」をみた

          久しぶりに時間を割いて手を動かしてまでして 感想を書きたくなる骨太の映画を観た 「月」は以前 鑑賞前から雑記を書していたくらい ずっと気にはなっていたのだが、なかなかネトフリやアマプラで無料配信されず つい辛抱切らして有料で鑑賞してしまった  できることなら目を背けたい観たくない映画であったが 障害福祉に携わる人間として観ておかねばと 興味半分義務半分のような複雑な気持ちで観届けた  一般の人は どういう感想をもつのだろう  隠蔽されている現実を暴こうとして制作された

          映画「月」をみた

          【 わたしと分人主義 】

           重い問題を抱えながら健康に生きるというのが長年のテーマになっている 奇しくもわたしは自死遺族になってしまったので 逃れられぬ命題として 考えざるを得なかったのだが、近年 地球温暖化 環境汚染等 誰の身にも重い問題はのしかかっており、今こそ このテーマを共有し分かち合えるのではと期待を寄せている  健康はストレスと対極関係にある。それは正しい認識だろう。しかしどうしても逃れられぬ状況に陥ったとき 人はどういう行動をとるか  ひとつはスルーである。完全無視でじぶんとは何ら

          【 わたしと分人主義 】

          詩 【 幻滅 】

          この世はどうにも眩しすぎる とても見ちゃいられない 見窄らしいぼくの全体を照らし出す 恥ずかしくて あれこれ暗がり探してみても どこにも逃げ場がない まだ明るい ぼくのように 寡黙でいられる所なんて この世のどこにもありはしないんだ きっと 誰も 放っといちゃくれない 独りきりでも語り呟き つながりを求めてしまう みんなが詮索しあう あいつは敵か味方か そのどちらでもなく 独りと独りでいられる関係なんて ある程度知り合えば 抹消されてしまう みんなが眩しい キラ

          詩 【 幻滅 】

          詩 【リセット】

          葬儀に参列するたび こわくなる わたしもいつかはそうなる たとえどれだけ有名になり 富や財産きずけても やがては衰え だれでもなるのだと 逃れられない現実を目の当たりにし わたしは覚悟を決めるどころか 焦点定まらず 空をみつめ 動揺隠しきれぬまま いつも涙目になるのだ ただ忘れることがない 身体は正直に ずっと小刻みに震えている 忘れたいのだ ほんとうならば いっそのこと すべてを忘れて消えてしまいたい 人は死ぬるとき すべて思い出もろともなくしてしまうの

          詩 【リセット】

          遊びは宝 「いらんこと」が世界をつくる

          「いらんこと」とは 今の生活において必要最低限の部類に入らぬ考え方、物事のこと。 だとしても この先とても役立つ考え方であったり 物事になったりする可能性は決してゼロではない。 くだらないこと 取りに足らないこと と唾棄されるようなアングラ サブカルにしたって一部の人間に熱狂的に愛されたりもする。 或いは 他からみれば 全く不必要にみえる考え方、物事であっても 本人にしてみれば必要不可欠な 例えば障がいを持つ人にとっては生きるに欠かせない肝かもしれないのだ。常識的価値観

          遊びは宝 「いらんこと」が世界をつくる

          【暑さと環境破壊】

          近頃地球温暖化のせいか無性に暑い。 暑さを和らげようとクーラーガンガンに効かせたり、できるだけ涼感味わおうと冷水や氷やミストやその他諸々の避暑対策を膨大な電力を投じて実行する。或いは実際にはない自然豊かな映像、環境音楽などを見聞きし、脳内に一時の清涼感をもたらす。 もちろん自己矛盾含めてなのだがこうしたその場しのぎの人間の行為に強烈な違和感を感じている。なぜならばそれだけでは現状環境破壊は相変わらずだし、どころか益々の電力消費で地球上には熱がこもる一方だからである。 分

          【暑さと環境破壊】

          支援メモ📝【魔法をかける】

          魔法をかけたいのですこどもじみた願いですが、魔法使いでもない自分にかけられる魔法があることに気づいてからというもの、ずっとかけられる場所やかけさせてもらえる人を探す日々を送っております。 かけ方はとてもシンプル。ですがある程度のお金ですとかセンスとやる気が必要になってきます。 端的に言ってしまうと【空間演出】です。ぼくは学生時代、演劇に嵌ってまして、瞬時に場所移動させてしまう舞台美術に魅了されました。観る側もそうですが、舞台上に上がれる演じる側から感じる舞台美術というもの

          支援メモ📝【魔法をかける】

          【一人暮らし 無生物で暮らすということ】

           人間は生き物だ 当然独りでは生きられない 若い時分は見栄を張り そう思える頃もあるかもしれないが 錯覚している 血が通っているかぎり周囲との関係性は必ずあり、それで孤独の埋め合わせをしている ただし良好な人間関係でなければ かえって孤独が増す場合もある 一人暮らしは立派だろうか 一人暮らしが自立への近道であると信じて疑わなかったが、いま思い返すとつらいだけだった とくにわたしは当時人間関係も希薄だったから 社会に出ても卒なく挨拶をかわす程度の間柄ばかりで、自立とはこん

          【一人暮らし 無生物で暮らすということ】

          詩【 シャボン玉 】

          夢がひとつであっていいはずがない たとえ一つの夢が潰えても またもう一つ夢をみればいい 夢はシャボン玉のようだ 潰えてはまた生まれ 生まれてはまた潰える 一つの夢に固執していれば 他に生まれそうな夢を見落としてしまう 夢から夢へ合成するのだ 潰えるまえにまたもう一つの夢へと希望を託す たしかに一期は夢かもしれない だが夢は一つかぎりでは決してあり得ない 夢挫け 生きる気力を失ったときこそもう一度思い返してほしい わたしの夢はたったそれだけか と 2024072

          詩【 シャボン玉 】

          【 ボディレンタル論 】

          また一風変わった考え方が 脳裏をよぎったので忘れないうちにメモしておく 【 ボディレンタル論 】普段何気なく生活しているなかで多くの人が じぶんのカラダはじぶんが動かしているものだと 当然のように感じているかもしれない けれども実際はどうか 自在に操れるようでいて緊張すればミスをするだろうし 無意識に自分の予期せぬほかの行動を取ってしまったりもする そもそも人間みんな歳なんかとりたくないはずだ それをカラダが勝手に成長し、終いには劣化していく 気合いで若い頃のままで

          【 ボディレンタル論 】