地球戦隊ファイブマン、第37話「人間大砲!」
※以下、1990年11月9日の放送回です📺
人の為に動く事。
自分の事を信じてくれている人だからこそ、自分もちゃんと信じられる。
そして、ちゃんとその人の為に動く事ができる。
学が研究を重ねている″スーパー結晶″
これはファイブマンを強くする為の最強の盾となりえる物。
スーパー結晶を使った強化プロテクターの実験。
健(ファイブブルー)はプロテクターを身につけて、数美・文矢・レミの攻撃を体を張って受けていく。
しかし、不純物が紛れ込んでしまったプロテクターは、脆く…そして動きも取りづらかった。
「ファイブマンも堕ちたもんだな…。そんなもんに頼って強くなろうなんて、大体俺はそういう根性が気に入らねぇんだよ!」と、実験に協力していた健の中に現れた″不満″。
そして…「なんで自分がこんな事をしなければいけないのか……。」という怒り。
そして健は物も含めてパワーアップをしていきたい学の思いに蓋をして、自分の殻に引きこもる。
″技″で自らをパワーアップさせる為に。
そんな中現れた銀帝軍ゾーン最強の″盾″。
最強の盾を前にファイブマンの攻撃は全く効果のないものになってしまう。
Vサーベルは折れ…打撃攻撃も効かない…。
加えて、攻撃力もファイブマンの遥か上をいくサザエマジロギンによって、ファイブマンは窮地に追い込まれる。
そんな彼らのピンチを救ったもの…
それは
″自らの体を燃やしてサザエマジロギンに突撃した″学の勇気だった。
一旦は救われたファイブマン。
だが、その代償は大きかった…
傷だらけの学。意識も戻らない…。
そんな中でも銀帝軍ゾーンは待ってはくれない!
最強の盾は巨大化して再びファイブマンに襲いかかる…。
サザエマジロギンには効かない…。
それどころか
スーパーファイブロボは右手を失い、その場に倒れ込んでしまう…。
更に攻撃をやめないサザエマジロギンは、海底にファイブマン者共、スーパーファイブロボを沈めようとする。
時間と共に減っていくロボ内の空気圧に酸素量。
そして次第に薄れていく意識の中に映る死への恐怖…。
今話のキーワードは″ファイブテクター″
学が辛うじて口にした「ファイブテクター」の言葉にヒントを得て、水泳の得意な健は1人スーパーファイブロボを離れ浮上、マグマベースへ走る。
ボロボロの体でアーサーG6の元へ走った健。
その姿には迷いも不満も、怒りも無かった。
″ただ兄弟を救いたい…″
健を動かしていた原動力はそれだった。
そして身につけられたファイブテクターの装甲には、兄弟の愛が幾重にも重なっているように感じられた。
尚、今話の心に刻みたいセリフは自らがスーパーファイブロボの失われた右手のバルカン発射口に入り、大砲の玉になった場面を切り取らせて頂いた。
信じていても恐怖心は消えない。
ただ、自分の″犠牲″で兄弟を守った学の姿を目の前で見ていたから、健はそんな兄を信じ、そして自分の命をかける事ができた。
そして、健の想いはサザエマジロギンにトドメを刺す!
何の攻撃も通さなかったサザエマジロギンのボディは健によって貫かれる。健の兄弟に対する量で測れない″愛″の形によって。
◯Another talk
今回のファイブマンは新アーマー″ファイブテクター″の登場回でした。
前回のスパ虹の中で話をしたイマジネーションの意味、″前に進む為に、成功している自分を頭でちゃんと見る事″。
今回、自分の体を仲間に預けた健の行動にリンクしている気がしました。
「自分を信じて動くからこそ出てくる想い」
これが今話の健でした。
彼の自信は学の身を呈した体当たりにより背中を押されました。
銀河で一番硬い装甲であるサザエマジロギンを貫いた一番の要因は…兄弟に対する強い愛情の他に、学の想いの加速度を乗せた″健の「自信」″だったのかもしれません。
今年2回目のスパ虹が1月21日に公開されました。
烈車戦隊トッキュウジャーの第10話「トカッチ夕焼けに死す」をアトぽんと一緒に観ながらフリートークをしています。
前に進む為に″できる自分″をイメージする事。
話は違いますが、今話のファイブマンも一緒にチェックして頂けたら、より深い感動を味わえるかもしれません✨
ファイブマンもトッキュウジャーも…今絶賛放送中のブンブンジャーも✨
全話観れるのは、東映特撮ファンクラブです📺笑
…あっ😅今回も宣伝&長くなってしまった…💧
という事で、今回はこの辺で👋