【鬱3年体験記】Part 2 / 1年目。休むためにしたこと

個人的な記録ではありますが、今苦しい誰かの何かのきっかけになれば。
私の3年間を振り返る、パート2です。遅くてすまん。

パート1はこちら。初動。
パート2からは1年ごとに振り返ります。

1年目。2021年。

倒れたのが2020年暮れだったので、2021年から区切って振り返る

状態
・人前ではヘーキなフリをしてた
・が、会社近くの駅では柱に隠れて移動
・毎日寝まくってた、12時過ぎ起床デフォ
活動
・軽い運動を始めた
・カウンセリングを受けた
・旅行も行くようになった
・SNSは息を潜めてたけど、キラキラだけ載せてた😇
仕事
・傷病手当金で生き延びた
・休職1年の期限が来て、退職をした

状態

毎日寝まくってました。メイクもできなかった。
写真見返すと眉毛も変です(眉ヘンな人って・・・の定説通りry
12時起床が基本。1日の活動時間、物凄く短かったと思う。

回復した今思うことですが、回復までの道のりは直線的ではなく、必ずアップダウンがあります。
イメージは、今までの全ての経験のピースをかきあつめて、
これからの生きやすい自分を再構築する。

うまくいくことも、やっぱ違ったわ、てなることもある。

寝まくってた時期も、必要な時間。

もし今、
どんなに朝頑張ろうと思っても寝てしまう、
早く眠ることができない、
活動時間が短い、

という人も、安心してください。

生きてるだけですでにアップダウンコースには乗ってるので、長い目で見ると上昇中です。
知人に似た人を見かけると物陰に隠れてしまうほどに激ヤバだった私も通ってきた道です。
病院と服薬だけはしっかりしような。

休職中のお金、どうしてた?

「傷病手当金」です。
たしか3ヶ月後くらいから申請しました。
簡単にいうと、給与の約2/3が1年半いただけるというもの。

加入してる健康保険組合ごとに申請書やらフローがあるはずなので、気軽に頼りましょう。
一例)全国健康保険協会 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/

1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
2. 仕事に就くことができないこと
3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

全国健康保険協会

いうて、私は会社名の文字列見るのも、書類作業も最初はイヤだったから、申請を問い合わせるだけでも確か3ヶ月とかかかった。

覚えているのは

・前職で同じ傷病(適応障害)で受給してないか確認が入った
・状況確認の意味合いも含めて、申請は毎月の提出が求められた
・毎回診断書を依頼するので、診断書代がかさんだ(4〜5、000円だったろうか)
・支給までは基本1〜2週間くらいだったかなぁ、そんなにかからなかった気がする

毎月、書類を揃えるにあたって「自分がいつから休んで、どういう症状があり、薬を飲んでいて」という現実に直面しなくてはならないため、まあまあ精神的には負担だった。

でもこれで生活費いただけるんだから、やるしかない。

やりたくないことは、いかに脳死でこなすか。
写真撮って、ひたすら毎月コピペのごとく書き倒してお医者さんへ通い、保険会社へ提出。

最初は、働いてないのにお金をもらうことに抵抗があったんですが・・

働いてないのにお金がもらえるほどの私ってすごくね・・・!?で良いのだ。今までの努力の賜物なのです。有り難く頂き、有り難く休ませていただきました。

カウンセリングにも通ってみたけども今の私なら・・・

主に3つやってみました。カウンセリングって高いのよね。

体験談だけ一応書いておきます。
・友人のカウンセリング
・EAP相談室
・キャリアカウンセリング

  • 友人のカウンセリング

    • 診断から4ヶ月後に一回

    • 2時間?約15,000円ほど

    • 一番最初の心の傷の解放のきっかけになったので良かった。べちょべちょに泣いた。ちゃんと嫌だったことがちゃんと破綻した、との言葉に目から鱗だった

  • EAP相談室

    • 友人の後から4回くらい

    • 会社の提携先で無料、Employee Assistance Program従業員支援プログラムです。大きな会社ならあるかも。

    • 新婚の指輪が光る、幸せそうな同世代の働いてる女子に話聞いてもらうだけでものすごく嫌だった草 そして受け身とおうむ返しに飽きてやめた。外に出る機会ができたこと、自分で自分をカウンセリングできるようになろうと思えたことはよかった

  • キャリアカウンセリング

    • 一年目の終わりに一度。

    • なんと5-6時間付き合ってくれて、3万円。

    • 最終的に提案されたキャリアとは異なる道を選ぶことにはなったけれど、自分の快・不快センサーをしっかり持つこと、これからの人生は楽しくラクに稼いで生きよ!という視点をいただけて今も感謝。

けどさ、カウンセリングって基本高いのよね。(2回目)

そして、本当に立ち直るまで伴走してくれる人なんて、正直いないと思う。
お金をかければいるのかもしれないけれど、現代の日本にそういった文化やサービスがなさそう。

私たちはこれからも生きてくし、あらゆる困難に直面する。

てなると
自分が自分のカウンセラーになることが一番の早道だと思う。
誰にも言えない気持ちも、自分には言えるんじゃない?
誰かに認めてほしい気持ちも、まずは自分でも認められるんじゃない?

あとは少しずつ回復してきたら、
今までのように友人や知人と近況を話すが如く、
親しい友人との時間を過ごし、勇気を持って話してみて。

あなたがこの世にいてくれるだけで、大切に思ってくれる人はいます。
応援したい気持ちを声にできなくても、見守ってくれてる人もいます。

20年越しに対面した小学校の友人に言われました。
「どう声をかけたら良いのかわからなかったけれど、ずっと応援していた。私のように声をかけないだけで、気持ちがある人はいっぱいいると思う、元気でいてくれて本当によかったよ」

声をかけられなかったけど、誰かを心に思っていた経験、ありませんか?
あなたもきっと、誰かに心を寄せてもらっています。
一人じゃないよ。

どうしても突破口で誰かに話したい!だったら私にでも声をかけておくれ。

1年目のまとめ

健康面 いっぱいねた
メンタル面 いっぱい考えた
経済面 お金もらった
(語彙力)

けど大真面目に、休むための土台を整えただけでエラかったな、って思ってる。これがあったから2年目3年目に続いて、復活につながるのだもの。

今きつい人も、できることからやったらいいよ、
それがたとえ、いっぱい寝る、でも。

また手が空いたらパート3、2年目書きます。いっぱい寝ろよ!


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