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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年7月(4)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。

今回は『2024年07月23日まで』の記事まとめです。



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1.令和7年度に郡山高校に「探究科(仮称)」を設置します!                       郡山高校の学科改編について(県教育委員会)



 令和4年1月に公表した「県立高等学校改革後期実施計画」で、郡山高校英語科を学科改編し、新たに「探究科(仮称)」を設置する計画を発表しました。その後、慎重な検討を重ね、地域のみなさんへの説明の時間を十分に確保し、より一層魅力ある学校にするため、設置時期を令和6年度から令和7年度に変更することとしました。


郡山市にある普通科高校として、さらに魅力アップを図る施策はとても良いです。

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2.会津の高校生たちが、会津地域の課題に取り組み、会津を動かしていく〜ALMSが今年度もスタート!(県立会津学鳳中学校・高校)



 本校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組の一つとして令和4年度に始まった、高校生による会津地域活性化プロジェクト(ALMS アルムス)が今年度も始まりました。これは、学校の垣根を超えて、会津地域の地域課題を高校生・企業自治体ともに解決し、会津地域を活性化させるというプロジェクトです。3年目の今年は、会津学鳳高校の他に、会津ザベリオ高校と会津高校の生徒も参加。そして高校生の活動を支える22の企業や団体、自治体にも参加していただきます。

今年度は以下の3つのテーマでプロジェクトを進めていきます。

1 まちづくり
・生活の基盤となる仕事を活性化
・マインクラフトを使って観光地を活性化

2 ものづくり
・会津地域の特産品における商品化の提案

3 ひとづくり
・雇用、子育て、医療、スポーツ、防災などの様々な観点から、住民が住みやすいまちづくりを提案


様々な立場・年代の人が集まり・活動するプロジェクト。
きっと良い経験に繋がると思います。

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3.【Tachibana Life♯43】橘高生×書籍:すてきな本との出会い(県立橘高校)



 本校の図書館は、生徒昇降口から校舎に入ってすぐの場所にあります。
 蔵書は開架・閉架を合わせて51,000冊余り、県内公立高校でも有数の規模です。

■図書館オリエンテーション

■「探究学習」の参考文献探し

橘高校では、「橘探究ゼミ」と称し、学年ごとにグループ探究、個人探究を進めています。
 探究活動の際に活躍するのがインターネットですが、あまり頼りすぎると自分自身の意見に深まりが出ない傾向があり、課題でした。
 そこで、最近はいきなり探究活動に入るのではなく、問いそのものや自分の思考を深める手立てとして、探究課題に関連する新書を読み込もうという取り組みを奨励しています。

■授業内ビブリオバトル

 授業選択者は、それぞれに印象に残った本、お薦めしたい本を紹介していました。各自の着眼点、興味のポイント等が表れていて、興味深い発表でした。単に自分の興味で読むのと、その魅力を他の人に伝えるという目的があって読むのでは、本の読み方も異なってくるのだと思います。読みたいと思わせるための表現も大切ですね。

■自学自習の場


大変素晴らしい学校施設があるのですから、是非ともそれを有効に利活用して欲しいです。

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4.【かわまた】地域と、共に(県立川俣高校)



地域協働推進校である本校は、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)として地域と協働した教育活動を行っています。

学校運営協議会の意見を踏まえて、今年度も「地域と共に歩む学校」としての教育活動を展開しています。

1.高い地元からの入学率
川俣町には中学校が2つ(川俣中学校、山木屋中学校)あり、2つの中学校出身者は本校の64.2%を占めています。
伊達郡・安達地区を含めると77.4%を占めています。

2.地元への人材の還流
過去3年間の卒業生のほとんどは地元や近隣の企業や大学に就職・進学しています。就職した卒業生の中には、地元の消防団や青年団で地域を守り支える活動に励んでいる若者も多くいます。
若年者の地域への留保や人材の還流に貢献しています。

3.地域と協働した教育活動
体験型・探究型の授業に力を入れている本校では、「総合的な探究の時間」を中心として地域と協働した授業を行っています。

他にも、川俣町主催の企業説明会や近畿大学「川俣町発人材育成プログラム」、立命館大学「ライスボールセミナー」、福島イノベーション・コースト構想人材育成事業などと連携して教育活動を行っています。

4.地域に貢献する活動
JRC同好会やボランティア委員会を中心に、多くの生徒が地域におけるイベントや社会福祉協議会関連のボランティア活動を行っています。

5.「SILKカルテット(連携の四重奏)」
地域協働推進校としてのこれまでの取組を踏まえ、本校が地域連携をさらに推進していくために、この度「SILKカルテット(連携の四重奏)」という柱を立てました。


普通科だけでなく、様々な学びの場を提供出来る高校がもっと増加して欲しいです。



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