【福島県/県立高等学校等】会津学鳳・湖南・四倉高校【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築するという、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されていますので、福島県の教育に関わる様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思います。
今回は『2023年8月5日まで』の記事まとめです。
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1.STEAMライブラリー〜一人ひとりのワクワクを探究するためのオンライン図書館!〜(県教育委員会)
経済産業省では新しい学習指導要領のもとで、1人1台端末と様々なEdTech(エドテック)を活用した新しい学び方を実証する「未来の教室」実証事業を、2018年度から全国の学校などと進めてきました。
その「未来の教室」の大きな柱の一つが、学びのSTEAM化。
一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに”様々な社会課題や未来社会のテーマに触れ、文理分断を越えて必要な教科知識・専門知識を吸収しながら(「知る」)、課題発見・解決のために試行錯誤する(「創る」)ための学習コンテンツ”と言えます。
動画やワークシート、参考資料などが閲覧できるため、学校だけでなく様々な年齢層の利用者が、自身の「ワクワク」を探究するきっかけとして活用することができます。
STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(人文社会・芸術・デザイン)、Mathematics(数学)の頭文字を取った言葉です。
将来の予測不可能な時代に価値を生み出す力を養うために、学びを「より学際的で、創造的社会的な学び」へとシフトさせていく考え方なのだそうです。
その考え方を、多くの方が利用出来るのがSTEAMライブラリーです。
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STEAMライブラリーのコンテンツは実に多彩ですので、多くの方に興味を持ってもらいたいです。
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2.文房具としてのICTの利活用(県立会津学鳳中学校・高校)
今年度、会津学鳳中学校では教師が学習指導をする場面や生徒が主体的に学習する場面においてICTの活用が飛躍的に増えました。
英語では、生徒が考えた企画をグループで発表して英語でコメントしたり、質問したりして生徒の英語コミュニケーション力を高めています。
国語では、読書を楽しむという題材で、生徒がタブレットを使って読書に関するアンケートの回答をしたり、教師が集約した結果をスクリーンで確認したりして読書に対する意識を高めました。
その後、課題本の感想などをスライドにまとめて互いに紹介しあう活動を行い、読書の意義と効用への理解を高めました。
数学では、生徒が端末に配信された練習問題を時間内に解いて返信し、教師は返信された解答の正答率から生徒の理解度を把握します。
そして、生徒の理解度に合わせて問題の解説を行い、次の練習問題を選択して配信します。
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ICT機器については、ある程度「幅広く配布された」と思いますので、これからは「深く使いこなす」ことが必要になります。
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3.校内ビブリオバトル大会開催!(県立湖南高校)
7月12日(水)、5・6時間目に校内ビブリオバトル大会を開催しました。
生徒達は、作品の中に込められた素晴らしさを思い思いに紹介をしてくれました。
7月12日~14日までの2泊3日で短期交流として滞在することになった城北埼玉高校の生徒にも事前に連絡し、この校内ビブリオバトルに参加してくれました。
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私が読書好きということもありますが、読書をする習慣を身に付けることは、長い人生において間違いなくプラスになります。
そのきっかけになると良いですね!
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4.デュアル実習はじめました(県立四倉高校)
本校では今年度の2年生より「デュアルコース」という新しい選択コースを設定しました。
デュアルコースを選択した生徒は、週に1回企業等の現場で実際に働きながら学びを深めていきます。
今年度は、2年生59名中20名がチャレンジしています。
「デュアル」とは、ドイツ語で「並行して行う」という意味です。デュアルコースでは学校での学習と並行して企業等での体験的な学習を行います。
実習の日は学校に登校せず、企業等の職員の方々から、社会人としての心構えや、働くために必要な知識・技能などについて直接学ぶことにより、体験的に学びを深めていきます。
4月に初めてのデュアル実習調印式を行い、34の企業等・学校・生徒で実習の協定を結びました。
なお、 ご協力いただいている企業等はこちら です。
ありがとうございます。
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高校生版インターンシップ制度といったところでしょうか。
もちろん本業(学業)は大事ですが、高校生から企業の内側に触れることは大切です。
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