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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年12月【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。

今回は『2024年12月02日まで』の記事まとめです。



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1.体験しよう!「学びの変革」~演劇教育・哲学対話ワークショップ~(県教育委員会)



 福島県教育委員会が主催する教育フォーラムが、12月20日(金)に福島県庁で開催されます。

 福島県教育委員会は「学びの変革」を推進するために施策を展開しています。

施策1 「学びの変革」によって資質・能力を確実に育成する
施策2 「学校の在り方の変革」によって教員の力、学校の力を最大化する
施策3 学びのセーフティネットと個性を伸ばす教育によって多様性を力に
    変える土壌をつくる
施策4 福島で学び、福島に誇りを持つことができる「福島を生きる」教育
    を推進する
施策5 人生100年時代を見通した多様な学びの場をつくる
施策6 安心して学べる環境を整備する

第7次福島県総合教育計画「学びの変革推進プラン」

 本県では、自己表現力や他者を理解する力を育成するため、「演劇教育」や「哲学対話」等のコミュニケーション教育を推進しています。

 「演劇教育」とは劇を作り上げたり役を演じたりすることで、他者の考えや思いを理解する力を養い、自分の考えや思いを表現する力を育む活動です。
 
 「哲学対話」とは、身近な問いについてグループで一緒に問い、考え、話すことで思考を広げ、深める活動です。

 第7次福島県総合教育計画では、以下のように「育成したい人間像」を掲げており、今回のフォーラムで行う演劇教育や哲学対話は、VUCA時代を生き抜くための資質・能力の醸成に資するものであると考えられます。

急激な社会の変化の中で、自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、社会や地域を創造することができる人

第7次福島県総合教育計画 育成したい人間像

 正しい答えがない中で自分らしさを発揮するために、「福島ならでは」の教育を体験してみませんか?

 皆様の参加をお待ちしています。


現在の教育業界は過渡期といえる状況です。
しかし、そういった時期だからこそ様々な施策をとる土壌があるとも言えます。先着30名ですが、この新しい取り組みに参加しては如何でしょうか?

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2.自分の「やりたい!」が地域をつくる~今日ここまでを振り返って~【主任だより】(県立修明高校)



今回は、2学期に入ってから今日までの、本校の探究活動の様子をお伝えしていきます。

1年生の取り組み

Ⅰ.空地の利活用を学ぶ~Park-PFI事業 郡山市開成山公園FW~

福島県郡山市では、市の管理する開成山公園について、今年度よりPark-PFI事業(公募設置管理制度)と指定管理者制度という、公園の管理・運営を民間事業者に委託する取り組みを開始しました。
財政負担軽減や公園施設の改修、新たな収益施設の導入がはかられ、都市公園の利便性・魅力・防災機能の向上等が図られるそうです。

棚倉高校跡地の利活用について考える1年生、広大な敷地の開成山公園がPark-PFI事業によってどのように活性化されているかフィールドワークを行いました。

Ⅱ.廃校舎の利活用と地域を元気にする方々〜Roots猪苗代見学〜

福島県猪苗代町のRoots工務店が、旧山潟小学校の空き校舎をリノベーションしてオープンした家づくりと暮らしの学校「Roots猪苗代」。
「工務店」と「Shop」と「カフェ」と「森」の複合店として、様々な取り組みを行っています。

担当してくださった長谷川達人さんのつながりから、猪苗代町内でシェアハウス「ハンボック」、シェアキッチン「ななかまど食堂」を訪問し、大きな「まちづくり」というものについて学びました。

2年生の取り組み

福島大学地域未来デザインセンター「社会課題自分ゴト化プログラム」への参加

ここからは2年生の取り組みです。
文理科2年生の5名が福島大学地域未来デザインセンター主催のプログラムに現在進行形で参加しています。
8月の東京研修から始まり、先日中間発表を終えたところです。
別記事で詳しくまとめられていますので、ぜひご覧ください!

これまでを振り返って

今年度の探究が始まって半年、たくさんの場所を訪れ、たくさんの人のお話を聞くことができました。
取り組むことは違っても、そこにかける情熱や強い想いや願いなどを強く感じました。普段の学校の授業だけでは、得ることのできない体験ができているのではないでしょうか(そう願っています…)。
気づけば11月、秋も深まりを見せています。
少しずつ、生徒たちの探究にも多様な彩りが付いてきました。
これから更に色味を深め、充実した活動を展開してまいります!
(この主任だよりも生徒に負けないように更新します…!!)

修明高校の取り組み〜SNSでの発信〜

修明高校では生徒たちの授業や実習での様子を、Instagramでも発信しています。文理・農業・商業の三学科を擁する本校の様々な活動に注目していただければ幸いです。
修明高校Instagram
https://www.instagram.com/shumei_official/

また併せて、修明高校文理探究科のホームページも開設しています。
こちらでも探究活動の様子をアップしておりますので、ぜひご覧ください!修明高校文理探究科HP
https://sites.google.com/fcs.ed.jp/shumeihands/


新しい取り組みについては、このように他地域での取組み・成功例をベンチマークすることが大変有効です。
担当者に感謝しつつ、自校での取り組みに生かして欲しいです。

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3.【磐城桜が丘高校】教育コース「中学校と連携した交流学習」(いわき市立平第一中学校)が開催されました!(県立磐城桜が丘高校)



本校では「教育コース」において、昨年度までの「小学校と連携した交流学習」に加え、今年度は中学校・特別支援学校との交流学習も実施しています。10月25日は、いわき市立平第一中学校にご協力いただき、本校2学年中学校希望生徒21名がプログラムに参加しました。

 今回は中学生への講話と懇談が主な内容ということで、はじめに小玉則子校長先生より、「高校の楽しさ・厳しさ」、「成功体験だけではなく、辛かったことや失敗をどう乗り越えてきたか」、「高校受験とどう向き合ってきたか」といった内容をぜひ中学生に教えてください、というお話がありました。

 次に、実際に2年生の各クラスに入り、自己紹介と高校生活についてのお話をしました。さまざまなテーマをもとに、自己開示をしていきました。

続いて、クラス内の各グループに一人ずつ入り、中学生からの質問に答えました。学習や部活動に関するものから、プライベートに関するものまで幅広い質問が寄せられました。

 本校では、今後もこのような取組を続け、将来教育に携わりたいと思う生徒の希望を後押しして参ります。今回の取組にあたり、多大なるご支援をいただきました、いわき市立平第一中学校の皆様方に深く御礼申し上げます。


教育は移り変わりが激しい業界です。
常にこのような学習交流を行うことが重要です。

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4.It should be a win-win for both of us.<教育コース>#校長室からの風景(県立原町高校)



小学校の英語の授業に本校生が約30名が参加。小学生約50名との交流となります。

小学生にとっては、いつも教室で学んでいる英語が、実際の場面で活用できるかどうか(パフォーマンステスト)、30人の英語を話せる高校生を相手に腕試しの時間になります。

小学校にとっては、本校と小中学校が連携して進めているパフォーマンステストを軸にした英語力向上の事業の一環としての授業。(関連記事→Ken Oka と Bill Brown

そして、本校にとっては小学校教育の一端を学ぶ貴重な機会となっています。

まさにWin-Win、一石二鳥。

教員としての素質があるなあと思われる様子が垣間見られ……
これからというところで、私(校長)は別の会議のため途中退出。

この後は英語版しりとりなどの企画が…、見たかったなあ。


自身の英語が役立つか・通用するか、を確認する際に小学生との英語学級は大変役立つと思います。



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