【ざっくリサーチしき #6】 仮説の作り方のざっくりとした知識 2
「仮説作り」のヒントの集め方のざっくり知識
ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第6弾、かつ、仮説の作り方のざっくりとした知識の第2回という入れ子構造でお届けします。
「良い仮説とかは分かったけど、実務として、仮説って、どうやって作ったらいいの?」という声に応えていきます。
今回は、「集める 1. ヒントになるリソースを探す」です。
仮説作りのプロセス
集める
ヒントになるリソースを探す
リソースから必要な情報を集める
理解する
集めた情報を統合的に理解する
創る
理解した内容から仮説を複数個創る
自分および仲間に聞いてみる
仮説をブラッシュアップし、最終版とする
ここで集めた情報が、その先の仮説に繋がっていきますので、重要なステップです。
とはいえ、あまり肩肘張る必要はありません。
なぜなら、アクセスできるリソースは無限にありますが、その上で、理解できて取り扱えるリソースは、そこまで多くはないからです。
例えば、街のお医者さんだったら
あなたが、とある街で開業している小児科のお医者さんだったとします。
そこで患者さんの満足度を、より向上させたいと考えているとします。
この時、グローバル機関などが出しているデータにアクセスできるでしょうか、おそらくあまり仮説作りには大きな意味がありません。
そんなことよりも、知りたいのは、こんな感じでしょう。
そもそも、現在の満足度は?
満足度は、どのような要素が影響している?
満足度は、どのように変化している?
実際に来院している患者さんの様子は?
他の同じようなお医者さんの満足度は?
この街で、顧客満足度の高いビジネスは、どのような顧客対応をしている?
となると、「集める」のは、
満足度などを含むアンケート(数年分)
来院患者さんの観察メモ(複数人分)
小児科医院の満足度に関するレポート(いくつか)
同じ街における子どもも対象にしたビジネスに関するデータ and/or 評判
まずは、こんなところではないでしょうか?
もちろん、全部集められればいいですが、難しものもあるかもしれません。
その場合、代替となるリソースでも大丈夫です。
とにかく、地に足のついたリソースで、目的に合致するリソースを集めましょう。
次回以降もざっくり解説していきますが、早く詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。
一緒に仮説を作ってほしいと思われる方がおられましたら、ぜひお手伝いもさせていただきます。
本記事も読んでいただき、ありがとうございました。