連句海岸

連句の海岸でお待ちしています。

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最近の記事

連句海岸003 半歌仙「あじさい」の巻

2024年6月9日(日)、連句海岸003を開催しました。 庭の芭蕉は元気いっぱいで、新芽がぐんぐん成長し、実をつけています。 今回の連句海岸は過去最多の参加人数。 yahoo!ニュースの記事を見て来てくださった方もいらっしゃいました。 連句を始める前に小池正博さんから連句の概要についてお聞きし、みんなで少しずつ理解を深めながら連句を始めていきます。 参加人数が多かったこともあり、たくさんの句が捌き(連句をとりまとめるリーダー)の小池正博さんの元にひっきりなしに寄せられま

    • 連句海岸002 半歌仙「船あまた」の巻

      2023年12月10日(日)、連句海岸002を開催しました。 前回に引き続きCURRY HOUSE Babbulkundでの開催です。 今回も連句がはじめての方が数人来てくださったので、みんなでゆるゆるとお話をしながら進めていきました。 時間内に終わらなかった数句分は後日文音で続けています。 文音とは、対面ではなく文字でやりとりをして連句をすることで、昔は手紙やFAXなどで、最近ではメールやLINE、SNSのDMでやりとりすることもあります。 連句がはじめての方がいきな

      • 連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#6 〜街の輪郭〜

        連句フェスタ宗祇水に参加し、郡上観光と郡上おどりも満喫することができた今回の旅。 数回に分けて記事にしてきましたが、今回が最終回となります。 喫茶 門 同じお宿に泊まっていた方に「『喫茶 門』に行ってみるといいよ。そこに行けば街のことが何でもわかるから。」と言われていました。 場所をGoogleマップで調べてみても、普通の喫茶店?のようにしか見えず、有名なお店なのか?もよくわからなかったのですが、とりあえず帰りのバスに乗り込む前にお店に向かうことにしました。 門 お店

        • 連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#5 〜美味しいご飯と気持ちのいい場所〜

          郡上八幡は意外とコンパクトな街。カフェやお土産屋さんも多く、歩いて散策するのがぴったりの街でした。 この記事では、わたしが訪れた中で印象的だった場所やお店をご紹介します。 郡上八幡城とサイダー 初日は到着して街を少し散策した後、郡上八幡城に登りました。 山の上にあったので、お城の見学というよりは山登りという感じ。暑い中、山を登った先で飲んだサイダーが最高に美味しかった……! 折口信夫(釈迢空)の歌碑 大正8年8月に柳田国男のすすめにより郡上へ来遊した折口信夫。しかし前

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#4 〜善光寺会館と水舟〜

          連句フェスタ宗祇水に参加するにあたり、郡上八幡に2泊しました。 関西からの参加だった私は、前乗りして1泊し、次の日は朝から連句フェスタ宗祇水に参加して更にもう1泊しました。 連句フェスタ宗祇水を楽しむなら、最低でも2泊は必要だなと感じます。 郡上おどりや街の散策をゆっくり楽しむためには、もう1、2泊したかったな!という印象です。 今回は、そんな2泊3日でお世話になったお宿について書いていきます! 今回の旅のお宿「民宿 善光寺会館」 旅をする時のお宿選びって重要ですよね。

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#4 〜善光寺会館と水舟〜

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#3 〜郡上おどり〜

          私が生まれ育った地域は、お祭りといえば「だんじり祭」。盆踊りには馴染みのない人生を送ってきました。 連句フェスタ宗祇水が行われる日は郡上おどりの開催期間中だったので「せっかくだし見に行ってみよう〜」くらいの気持ちで出発しましたが、気がつくとがっつり郡上おどりに参加している自分がいました。 いやぁ〜郡上おどり最高だったな。 早くも心が踊ってしまう街並 古い町屋が並び、軒先や通りには郡上おどりの提灯がいたるところに掛けられていました。 郡上八幡に到着してこの街並の中を歩いてい

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#3 〜郡上おどり〜

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#2 〜連句フェスタ宗祇水とは〜

          前回の投稿では連句フェスタ宗祇水の1日の流れについて書きました。 連句フェスタ宗祇水についてよくわかっていないままで参加した私でしたが、旅をしていく中で見えてきたことが沢山ありました。 ここでは連句フェスタ宗祇水っていったいどのようなイベントなのか? 基本的な情報を元に紐解いていこうと思います。 まず宗祇水とは何なのか? 文明3年(1471年)に連歌師宗祇が郡上の領主である東常縁から古今伝授の奥義についての講義を受け、京へ戻るとき、師弟の2人が歌を詠み交わしたという謂れ

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#2 〜連句フェスタ宗祇水とは〜

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#1 〜連句フェスタ宗祇水の1日〜

          7月、連句フェスタ宗祇水に参加するために岐阜県郡上市八幡町に行ってきました。 この日はちょうど「おどり発祥祭」の7月16日。31夜続く郡上おどりがはじまる日です。 連句フェスタ宗祇水は全国から集まってきた連句人が郡上八幡という街で連句を巻くイベントで、毎年行われているもの。 私は今年はじめて参加しました。 連句を巻くために出かけて行った旅でしたが、連句フェスタ宗祇水というイベントを通して郡上八幡の街の歴史や人々に触れることで、普段どこかへ観光目的で訪れるのとはまた違った旅の経

          連句旅「郡上八幡2泊3日」の巻#1 〜連句フェスタ宗祇水の1日〜

          連句海岸001 半歌仙「林崎」の巻

          6月25日(日)、連句海岸001を開催しました。 このページでは当日の様子を振り返りながら、最後にみなさんで巻いた(連句では作品を作ることを「巻く」といいます)半歌仙「林崎」の巻をご紹介します。 CURRY HOUSE Babbulkundの店内をお借りしての開催。 連句関連の書籍ってけっこうあるんです!(書店に並んでいないことが多いですが……。) お好きなドリンクを飲みながら、空いた時間には気分転換に気軽に本が読めたらいいな、と思い本を並べていました。 でも実際はみなさん

          連句海岸001 半歌仙「林崎」の巻

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          連句がしたいです。いろんな人と。 わたしは連句と出会ってから、今年で5年目。 今まで連句のことを知って学ぶ機会がたくさんあったのと同時に、 まだまだわからないことがたくさんあると気がつきました。 5年やってみてわかったのは、 連句はひとりで考えても全然わからないということ。 いろんな人に教えてもらいながら、自分でやってみて、また違う人と共有していく。 その積み重ねの、時間と人の流れの中に日々新しい連句が生まれていきます。 幸い今のわたしの周りには連句のことを教えてくれる人

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