見出し画像

連句海岸003 半歌仙「あじさい」の巻

2024年6月9日(日)、連句海岸003を開催しました。
庭の芭蕉は元気いっぱいで、新芽がぐんぐん成長し、実をつけています。

「玉巻く芭蕉」初夏の季語です

今回の連句海岸は過去最多の参加人数。
yahoo!ニュースの記事を見て来てくださった方もいらっしゃいました。

連句を始める前に小池正博さんから連句の概要についてお聞きし、みんなで少しずつ理解を深めながら連句を始めていきます。

連句をしながら様々な質問が飛び交います

参加人数が多かったこともあり、たくさんの句が捌き(連句をとりまとめるリーダー)の小池正博さんの元にひっきりなしに寄せられました。

個性豊かな句がたくさん並んだ半歌仙「あじさい」の巻です。

半歌仙「あじさい」の巻   小池正博 捌

  あじさいの海の色へと変りけり
  小池正博
   足跡だけを残す亀の子
   門野 優
  七人のうちの二人はアイスティー
  八上桐子
   紙ストローの味ばかりして 
   相田えぬ
  眉月にスカイツリーは手が届く
  菊地祥平
   借りた本から紅葉はらはら
   山成結花
ウ 冬隣百鬼夜行に出遅れる    
  えぬ
   別珍張りのホテルの扉
   中村 麻
  待たされて遠い少女に戻りゆく
  桐子
   君のズボンの丈の短さ
   麻
  雨にぬれ才能なんてなくていい
  山中広海
   縄文時代の蜜柑の香り
   結花
  寒月と古酒を注ぎて明石まで
  明石のゆっきー
   たぶらかすなよ こちとら天使
   結花
  全日本輪投げ大会第一位
  優
   初めて兄に勝った思い出
   浅井 郁
  解体を控えし塔に花曇
  岡谷 樹
   みやこわすれの吹かれるばかり
   桐子

    二〇二四年六月九日 首尾
    於・CURRY HOUSE Babbulkund(林崎松江海岸)

連句の後は明石駅前のお店へ打ち上げに。
お酒も入り、熱い連句トークが繰り広げられました。
明石駅周辺には美味しいお店がたくさんあるので、今後は毎回いろんなお店を巡るのも楽しいかもしれないです。

今回のBGMは初夏らしいやわらかな夏のイメージで選曲しました。

BGM

『FORESIGHT』
EXPE WA NO WA
-
『Pacific』
MUSIC by Haruomi Hosono, Shigeru Suzuki, Tatsuro Yamashita
-
『LEVE LEVE』
SAO TOME&PRINCIPE SOUNDS 70s-80s
-
『The Great Escape』disc1
JUDY AND MARY
-
『Heavenly Music』
Haruomi Hosono

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?