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本の感想、書評、紹介

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良いと思った考え方、考え方が変わった文章、これはと思った知識とかまとめていこうかなぁ。 「難しい本はいやだけど、れーんの感想なら読める」というスタンスを目指す。
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#哲学

本の感想61『文字禍』中島敦

文字には霊がとりついている一つの文字を、眺め続けてみる。その文字を、文字と認識できなくな…

れーん
4年前
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本の感想57『悟浄出世』中島敦

この「悟浄出世」は、中島敦の未完とされている小説の連作、『わが西遊記』の一編。 青空文庫…

れーん
4年前
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本の感想45『モーセと一神教』ジークムント・フロイト

『モーセと一神教』は、フロイトの遺書的一冊だ。マイクロソフトの元社長、成毛さんが紹介して…

れーん
4年前
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本の感想29『人間失格』太宰治

この本は俺の中で一二を争う大好きな本。とても一回では紹介しきれないから今後も何回か書くと…

れーん
4年前
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本の感想27『ことばと文化』鈴木孝夫

前に書いた『解剖学教室へようこそ』で、人はモノに言葉をつけることで世界を切り分けて考えて…

れーん
4年前
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本の感想25『解剖学教室へようこそ』養老孟司

ことばをつける=解剖 おもしろい考え方だなと思ったのでまとめてみた。 ことばという「レッ…

れーん
4年前
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本の感想22『教団X』中村文則

この「教団X」は、とにかく情報量が多い。純粋な文学やストーリー、表現のうまさを楽しむというものでは無く、政治や世界に対しての訴え、というものがテーマのようだ。 サッと思い返しただけで、脳科学、宇宙、仏教、量子力学、戦争、貧困国などの話などがあり、幅が広い。 ストーリーとしては、楢崎という男性がある宗教団体の女性と出会ったことをきっかけに、さまざまな組織や出来事に巻き込まれていくというもの。 良いと思った考え方を紹介。 人々は世の中の仕組みや事実を分かっているようで、実

本の感想3『掏摸』中村文則

前回書いた本の感想2(ホリエモンの本)の、教育=悪と似ているところがある。これを読んで、…

れーん
4年前
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