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雑学、日記、雑記、日常で為になるやつ

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科学、法律、哲学、思想、宗教、啓発、日記とかそんなん
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#本

テレビと読書

テレビと読書

俺にとって、読書は娯楽であり、遊びの一つだ。知識を求める時もまあかなりあるけど、究極的には人生における娯楽だと思ってる。テレビに関しては、まず去年(大学時代)までは家にテレビすらなかった状態。新居にはあるけど普段はまず見ることはない。ついてたりはするけど。

これら2つは同じ娯楽であり、人を楽しませる、生活を充実させる、感情を揺さぶる、などさまざまな共通点や目的がある。なのに、なぜ俺は読書を選ぶの

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真実か虚構か

真実か虚構か

啓発本は嫌いだけど、評論(論評?)は好き。国語の教科書みたいな。今、『21Lessons(ユヴァル・ノア・ハラリ)』を読んでるんだけど、この本は後者に近いんじゃないかな。世間では前者というかビジネス本の部類にされちゃうみたいだけど。

この人の本は、とにかく1ページが濃い。ハッとさせられっぱなしで楽しい。ひとつ、自分なりにまとめつつみんなに紹介しようと思う。

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宗教や学校、

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僕の小説の選び方

僕の小説の選び方

「本をよく読んでる」と言うと、大抵の人は「何がおすすめ?どうやって選ぶ?」と聞いてくる。自分でもはっきりと言語化したことがなかったから、初めて文章にまとめてみた。これでこれから質問に困らなければいいけど。

時の洗礼を受けているものを選ぶ結構な昔に生まれて、今でもそれが残り続けている、支持されているというのは必ず理由がある。宗教、古典、小説、言い伝え、クラシック、などなどが挙げられる。たとえば、「

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本の感想13『乱読のセレンディピティ』外山滋比古

本の感想13『乱読のセレンディピティ』外山滋比古

「セレンディピティ」
思いがけないことを発見する能力。

まず、本の内容を簡単にまとめる。
・今の時代本はあふれるようにあるから、良書にはなかなかたどり着けない。
・ゆっくり読むことを良しとする人がいるが、それでは文を殺してしまうものがあり、逆にリズム良く読むことで案外つかめることも多いよ。

他におもしろいと思ったことを書いてく。

もらった薬は効かない本の著者は、ある時を境に出版した本を寄贈す

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本の感想5『もの食う話』文春文庫

本の感想5『もの食う話』文春文庫

まえがきこの本は、「食べる」ということがテーマの短編を集めたものだ。

永井荷風、大岡昇平、筒井康隆などの文豪たちがそれぞれの角度から食に対してアプローチしている。

食べることは奥が深い。性欲や好奇心に深く関係してたり、神秘的な表現をする人もいれば、忌み嫌うものだという人もいる。

誰もが人生の中で幾度も体験し、逃れることはできない「食べる」という行為。

知能、理性を持った人間にとっては、時に

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歴史的文豪も推す、「聞き上手」という能力

歴史的文豪も推す、「聞き上手」という能力

人の話を聞くことがうまいこと>話しがうまいこと

という論はあまり納得しない。ただ、皆さんも聞き飽きてるし見飽きてるように、「聞き上手」というのはどうやらコミュニケーションに効くらしい。

というのも多くの本を読んでると、この「聞き上手」ということについて多くの作家が肯定しているという事態に直面するからだ。しかも時代を問わず、古典や近代文学、あるいは海外の作品などさまざまに見受けられるから、どうや

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