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本ガツオの煮切り醤油漬けにニンニクたっぷり サルディーニャ島の潮香纏う赤ワイン

冷凍お魚ミール、本ガツオの煮切り醤油漬けを流水で10分ほど解凍。毎月6パックを注文しているフィシュルの商品。酒のつまみがもう一品欲しい、というときに重宝している。本ガツオは宮崎県産。

厚めの切り身が7、8枚入っていて、煮切り醤油をたっぷりと吸い込んだ本ガツオは褐色の輝きを放つ。チューブ入りニンニクを絞って。高知を旅行したときはスライスした生ニンニクをたっぷり乗せて食べたなぁ。
合わせたのはサルディーニャ島の赤ワイン。カンノナウ品種。フランスでいうグルナッシュ品種。カツオ赤身の旨みに、潮香を帯びた赤ワインを合わせる発想。

ジュゼッペ・ガッバス, リッローヴェ, イタリア, サルディーニャ, 2020, 14%, 2,695円
Gabbas, Lillove, Cannonau di Sardegna, 2020, 14%

グラス底まですっきり見通せる明るいレッド。
香りにはチェリーリキュール、シェリー酒のようにギュッと詰まった香りがあり重心の高いこの品種をしっかりと低めに。乾いたハーブ、黒胡椒もありスパイシー。潮香もほんのり。樽は使ってなさそうだが微かにヒノキのような背筋が伸びる香りはハーバルな香りの延長か。
味わいには甲高くチャーミングな果実味、甲高い酸味はやや垢抜けないが飲んだ後に鼻腔に迸る潮香。
(89.5/100)(12月27日)

本ガツオの煮切り醤油漬けにワインを合わせていく。本ガツオの身には筋繊維がしっかり走っていて弾力がしっかり。煮切り醤油の醸造香、塩味が本ガツオの旨みをたっぷりと引き出す。
その余韻にワインをひと口。ワインの乾いた塩気、どこか垢抜けない果実味と少し前のめりな酸味のバランスが意外によくハマる。これがガニンニクチューブでさらに相性アップ。ニンニクの鼻を抜けるツーンとしたスパイス香、グッと舌に残る辛みとほのかな苦味。これがカツオの赤みの旨みを際立たせる。そこにワインの甲高い果実味と塩味、潮香が素晴らしいシンクロ!相性: ★★★★☆

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