![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364385/rectangle_large_type_2_6f805ac044b501f989d821a9d0959124.jpg?width=1200)
函館しおラーメン 垢抜けたトスカーナのヴェルメンティーノとサンジョヴェーゼ
函館しおラーメン、ホタテだしの旨み。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364390/picture_pc_1759cf51cb5a96b29632ef8f3645683d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364391/picture_pc_250982bdf6fc75925dd68df75b102e11.jpg?width=1200)
このラーメンは日清xツルハのコラボラーメンの函館しお。ツルハはツルハドラッグ。食品のプロと気鋭のドラッグストアがタッグを組んだ。軽量なのにスペースを取るカップラーメンは、スーツケースの中身を厳選する際のパッキング泣かせだ。海外滞在中にはどうしても外に食事に行くのが疲れて億劫というタイミングはあるので、もっていかないという選択肢はない。カップラーメンにもワインを合わせる。
最近定番のラ・スピネッタの白(ヴェルメンティーノ品種)と赤(サンジョヴェーゼ品種)に。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364403/picture_pc_4abdf2faca5dd55f116cfcb632e03ddc.jpg?width=1200)
ラ・スピネッタ, カサノーヴァ, ヴェルメンティーノ, トスカーナ, 2021, 13%, 2,879円
La Spinetta Casanova, Vermentino, Toscana, Italy
香りには軽やかにフレッシュなグレープフルーツの柑橘香、ナッティなニュアンス、潮風の香りもほんのりと。
香りの上品な様子とはまたうって変わって、ずしりとくる酸味、中盤以降ほろ苦さと塩味がしっかり。それでもサルディーニャ島の同じ品種のものより垢抜けた印象だ。
ラ・スピネッタ, イル・ネーロ・ディ・カサノーヴァ, 2018, 13.5%, 2,991円
La Spinetta, Il Nero Di Casanova, Toscana, Italy
サンジョヴェーゼ品種で造られるワイン。香りにはラズベリー、よく熟したプラム、明るいチャーミングな果実香、よくなじんだ軽めの樽香、ほのかにカカオのニュアンスも。
風味にはチャーミングさも伴う明るくジューシーな果実味、こぎみよい酸味、舌が微かに乾くようなタンニン。
お湯を入れてしばし待ち、久しぶりのラーメンを勢いよくすする。香味油にはホタテの旨味が効いている。スープのシーフード風味はやや控えめ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364420/picture_pc_8baffe0c2745b5e2a70811223246c6ac.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89364421/picture_pc_abc6a81bb5991d727ef3a00d4be2877c.jpg?width=1200)
まずはラ・スピネッタの白ワインに。軽快なヴェルメンティーノの柑橘香、ほのかな塩味、シャープな酸味がスープの余韻の穏やかなホタテを主体としたシーフードの旨味とやんわりバターのような乳成分のタッチが心地よく重なる。四つ星とするか悩む相性の良さ。
相性: ★★★☆☆
続いてラ・スピネッタの赤ワインに。
明瞭な果実味とタンニンはスープの穏やかなシーフードのエキスを圧迫してしまう。が、けんかはなく寄り添う素晴らしい包容力。
相性: ★★★☆☆