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稼ぐのが先か、周知活動が先か
「稼ぐのが先か、周知活動が先か」
久々の投稿になりましたが、最近考えていたことをこのクローズドな場に書き綴ってみたいと思います。いつものように結論の無い話になりそうなのでご容赦ください。
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今日書こうと思ったのは、仕事として稼ぐことを先にした方が良いのか、稼ぐための周知活動を先にした方が良いのかという問題です。
なぜそんなことを考えていたのかというと、巨匠と呼ばれる建築家たちの振舞を
建築メディアは設計者を守るべきなのか?
最近ネットを見ていて色々と思うところがあり、今日はそのことを、このクローズドな設定の場をつかって書いてみたいです。
回転寿司チェーン店の違いで思ったこと
住んでいるエリアに、いくつか回転寿司チェーン店があるのですが、我が家では、その中でも、「くら寿司」と「魚べい」という二つの店のどちらかに行くことが多いです。(特に明確に理由はないのですが。)
特に何も考えずに、回数が重ならない様に数カ月おきくらいに交互に訪問している感じなのですが、訪問回数が重なっていくと、最初のころには気付かなかった各店舗の特徴の様なものが、だんだん見えてきます。
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機能的なものを装飾として用いる
以前より、個人的にファッション分野が好きで、色々とコレクションをウォッチしているということは、ここにも書いた通りなのですが、最近気づいたことがあります。
事例として貼っているのは、コムデギャルソンのコレクションなのですが、一般的に、シャツなどの開閉の為に使われている、ボタンを、装飾として扱っていて、ジャケットの上に縫い付ける事で、独自の模様を描いています。
https://cdg-freak.
昔、堀部安嗣さんの建築を体験して感じたこと
facebookで、堀部安嗣さんのページをフォローしているのですが、日々流れてくる住宅の写真を拝見していると、過去に浜松で見学させて貰った、堀部さんの建築のことが思い出されました。今日は少しその事を書いてみたいと思います。
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堀部さんの作品は、雑誌を通して活動初期から拝見していましたが、僕個人の興味は、少し変わったところにありました。
堀部さんの建築は、一見すると住宅作家や住宅建築とい
商品の外側のデザイン
アーキテクチャーフォト関連で、とある商品の制作を進めています。ある程度の価格となる商品なので、既に存在する様々なブランドが自社製品をどのような形式で販売しているかをリサーチしたりしてもいます。
海外を拠点とする歴史あるブランドの製品を見てみると、例外なく商品の外側までもが丁寧にデザインされていることが分かります。
例えば、ブレスレットならば、それを固定する仕様になっていて、厚みのある化粧箱に収
レム・コールハースの最新作品
上手く説明できないのですが、このOMAの最新プロジェクトには衝撃を受けました、、、。
レム・コールハースが主導して完成したプロジェクトということもあり、色々と勝手に考えさせられるものがありました。
フランスのボルドーに架かる橋のプロジェクトなのですが、見た感じにも非常に簡素です。そして、特徴としては幅が広い。
橋の幅を2倍にして、多目的に使える公共的なスペース(歩行者用のスペースを兼ねる)に
ふと思い出したアーティスト川俣正の処世術の話
久々の更新になってしまいました。
先日、知人の建築家が、内覧会を地道に開催して、そこに見に来てくれた人から仕事を貰ったという話を聞き、偉いなあと思っていました。
そういう自身の仕事を丁寧にまとめたり発信したり伝達していくということの重要性を知ったのは、学生時代に読んだ、川俣正の処世術に関する短い論考でした。
建築の伝達方法の色々
インターネットを利用して建築の情報や作品を発信するようになり21年目くらいになりますが、その間に様々な変化がありました。
スマホの登場は勿論ですが、SNSの登場も大きな出来事でした。本当に誰もがメディア化する世の中になってしまった。(無意識にメディアとして振る舞ってる人も多くいると思います)
最近で言うと、twitterが買収され運営方針がコロコロと変わっているのも大きいように思います。アーキ
建築家は何故文章を書かなければいけないのか?
2021年の振り返りをなん記事か書いてきたのですが、もう他に書くことはないかな?と思って考えていたのですが、2021年は、海外のいわゆるスターアーキテクトと呼ばれている人たちの作品を紹介する際に、それに付随する文章をたくさん読んだ1年だったなと思いました。
作品の紹介するタイミングで読んでいるので、仕事でもあり一石二鳥なのですが、これも一年を通して続けてみると気づきや学びがありました。
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建築家は、いつ自分だけのテーマに出会うのか
先日、府中市武術館で行われているアート展「池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて」を見に行きました。
現代アートのインスタレーション作品を大きなスペースに数点展示するダイナミックなものでして、非常に素晴らしかったです。
ぼくは、池内さんの作品の予備知識なしに行ったのですが、「絹糸」を作品の材料として用い一貫した作品を作り続けているようです。
大きな展示室には、その絹糸を編み上げた繊細な構築