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違うことが当たり前、からはじめよう
「なぜできないと思うのか」
一期一会の面接の場でこういう言葉を発することができるのも、フラットなトーンで相手の心に届くのも、なかなかのことだと思います。
この面接官にとって、経験を重ねるなかで信念としてお腹に落ちている考えだからこそ、なのかもしれません。
違いはあって当たり前。それをどこまで当たり前と考えるのか。肩肘張らずにお互いの違いを見つめて協働していけるのか。
現実問題として、私たちが生きる環境では便宜上、あるタイプの人たちを「標準」と置いて社会システムのハードやソフトがつくられています。そうやって、その枠からはみ出る人にとってのバリアとか、見えない壁が生み出され続けているわけです。
そんななか、できることはする、できないことはできない、だからそこに存在する壁を乗り越えるべくそれぞれが当事者としてどう動くのか。そんなスタンスが誰も取り残さない、誰もが自分なりに歩き続けられる世界をつくっていくのかもしれません。
私たちすべてがある面ではマジョリティであり、同時にある面ではマイノリティでもある。誰もがこうした問題の当事者であるはずだけど、どこまで自分を当事者だと認識できているのか。
自らの胸に手を当てたい、そんな気持ちに迫られる記事でした。