![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142438807/rectangle_large_type_2_7cd0887058b84710e0a6dcef98d53d64.jpg?width=1200)
これまでの本の場づくり
――本を通して人を知る。人を通して本を知る。そんな場づくりを1カ月真剣に向き合っていこうかなと思います。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
毎月最終日には誰の目を気にすることなく、自分の過去についてつらつらと語っています。今日は5月31日。今月も今日を残すだけとなりましたので、記憶の旅に出かけてみます。
今回は「これまでの本の場づくり」というテーマで話していこうと思います。
📚僕が企画してきた読書会
去年の秋ごろ、僕は読書会の企画運営を始めました。ちょうどその頃、ビブリオバトル(5分間で本の紹介をするプレゼンバトル)に熱が入っていた頃で、それを盛り上げるためにも、仲間をつくりにいくためにも、本の場づくりを追求していたんです。
その前に読書会に参加することはあったんですが、自分でやるのは初めて。イベントを企画することもそこまでやってこなかったので、少なからず不安があったんですが、だからこそ丁寧に準備をしていったことを思い出します。
結果、生まれたのが「FAVORITE!!~お気に入りの本を紹介する会~」でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142438850/picture_pc_c586446a46c1d0cae4b0ad7c50db42b3.png?width=1200)
僕は今、木の家ゲストハウスという宿泊施設の管理をしているんですが、そこのオーナーの宮田さんは、去年の7月にクラフトビールバーをオープンしたんです。木の家ゲストハウスのすぐ近くにある「The FAVORITE」というコワーキングスペースを金土日の夜だけ間借りして始めました。
そこは、築80年以上の古民家をリノベーションしてつくられた場所で、内装も外観もめちゃくちゃ良い。木の温かみを感じられる居心地の良い場所なんです。
宮田さんはそこでクラフトビールバーを始めたわけなんですが、すっかり気に入ってしまった僕は、足繁く通う常連になっていました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142438923/picture_pc_1d26e31ae134179ad342135e1d02ffdd.png?width=1200)
そのうち、この場所をもっといろんな人に知ってもらいたい、自分なりの使い方ができないだろうか、と考えるようにもなりました。さっきもいったように、ビブリオバトルに熱が入っていた頃でしたから、本のイベントをやろうと思い至るに時間はかかりませんでした。
熟考の末、場所の名前から「FAVORITE!!~お気に入りの本を紹介する会~」と題したイベントの運営を決めたのです。「The FAVORITE」という場所に、それぞれの「FAVORITE」が集まる。その構図が気に入って、命名したことを思い出します。
初回は9月1日に開催されました。その後、1カ月に1~2回のペースで開催していったんです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440348/picture_pc_c2dad93c13e31430460f45cf7988b6e8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440349/picture_pc_453c2dbd93642daffd5d1c29be912a3e.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440350/picture_pc_6814907ce46c003ced798a6075feecaf.jpg?width=1200)
📚「5分」と「交流」
「FAVORITE!!~お気に入りの本を紹介する会~」の特徴は、「5分」と「交流」です。他の読書会のように比較的ゆるーく進行していくイベントではあるんですが、そのふたつだけは意識しているんです。
「5分」というのは、本を紹介する時間が5分ということ。これは僕が参加してきたビブリオバトルのルールを取り入れています。
ビブリオバトルは自分のお気に入りの本を5分間で紹介します。そして、その発表を聴いて、オーディエンスはいちばん読みたいと思った本に票をいれます。最も多くの票を集めた本がチャンプ本となるわけです。
僕はこの「5分」という時間がちょうどいいなと思っていて、5分という短さだからこそ過不足なく魅力を伝えようとするし、聴き手も5分なら話を聴こうかなと思えるから抵抗があまりないんですよね。
僕自身、5分という制限があるからこそ、その5分をどう上手く使うかを考え、実際に大会で勝ち進んできた過去があるし、聴く側としても、5分という時間が楽しんで聴ける時間だなと感じたんですよね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440620/picture_pc_b00a6ef21ffd2ff515ae7ef8f1f96bfc.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440670/picture_pc_1b0029a3def0b3ab58aecc1cd3c0bbff.png?width=1200)
5分間の発表の後は、その本に関するディスカッションが始まります。ビブリオバトルは2~3分と決まっているんですが、「FAVORITE~お気に入りの本を紹介する会~」では、約10分くらい設けています。
「交流」に重きを置いているからです。
ビブリオバトルは、コンセプトが「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」でありながら、どこまでいっても「バトル」なので、競技性に注目しがちなんです。それはそれでより魅力的なプレゼンをしようと内容の質が高まるから良いんだけれど、人とのつながりを感じることは二の次になっているような気がするんです。
紹介されるから本は知られる。でも、そこから人を知ることにつながっていない。それはルールやシステムの影響だと思っていて、ビブリオバトルの仕組みや規模を考えると、それを実現するのは難しいんですよね。
そこで、僕は、本を通して人を知られるような、より人とのつながりを感じられるような、スピーカーもリスナーも主役になれるような、そんな場づくりを追求してみたいと思ったんです。
イベントを運営していくにつれ、徐々に慣れていったこともあり、自然と交流が生まれる本のイベントになっている感覚があります。僕がそこにいなくても、参加者同士で盛り上がっているような光景も見られました。
僕の見たかった、光景でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142439394/picture_pc_884db49ab930676af3ddd821a4a267dc.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142439395/picture_pc_e7a757d68c0670f85511389c5844257e.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142440898/picture_pc_615f79a7985e3489358f88aa31bfac93.jpg?width=1200)
📚わたしのFAVORITE
僕は20歳のときから、その年にテーマを設けているんです。20歳のときは「20歳」、21歳のときは「Message」、22歳のときは「Biblio」といった具合です。テーマを設けることで、その年の軸が決まるので、発信の内容や行動の仕方がちょうどいい制限がかかって、筋が通るんですよね。
僕の誕生日は6月30日なので、22歳でいられる最後の日は6月29日です。あと1カ月で「Biblio」の年に幕が閉じるんです。それを思ったとき、残り1カ月、僕は本にまつわる発信をしよう、本のイベントを開催しようと思い至りました。
そこで、2つの目標をここに掲げます。
「FAVORITE!!~お気に入りの本を紹介する会~」のイベント開催と「わたしのFAVORITE」の企画運営です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142439490/picture_pc_bebc5449cdecd7758e04f31e9e901b66.png?width=1200)
「FAVORITE!!~お気に入りの本を紹介する会~」を最後に開催したのは12月なので、もう半年くらいご無沙汰しているんですが、1カ月後、再び開催することを決めました。開催日は6月29(土)日。さっきもいったように、22歳でいられる最後の年です。
ちゃんと人も集めるし、記録用に撮影もしていくつもりです。場所は変わらず「The FAVORITE」です。
場合によっては定員制にして、「ごめんなさい!募集締め切り!」となるかもしれませんので、迷っている方はお早めにご連絡ください。「行けるかどうか分からないけど、興味あります……」くらいでも大丈夫です。
改めて、参加申し込みフォームは共有いたしますので、そのとき改めて参加の意志を表明してくれればなと思います。
お近くにお住まいの方向けの案内にはなりますが、もしこのnoteを読んで興味を持ち参加しようかなと思ってくれた人は、ご連絡ください。遠方の方には僕の管理する木の家ゲストハウスへの宿泊をご案内します。1泊4000円からご案内しますので、是非コメントください!
![](https://assets.st-note.com/img/1717122571994-A9seyFn9Bn.png?width=1200)
さらに、note上で「わたしのFAVORITE」という企画も進めていこうと思います。「みんなで自分のお気に入りの本を紹介する記事を書こう」という単純な企画です(笑)
↑のようにハッシュタグをつけて投稿した記事を、「わたしのFAVORITE」という僕のマガジンにまとめていきます。僕は全ての記事に目を通させていただき、「スキ」やコメントをさせていただきますし、他のnoterの方の反応も望めるかなと思います。これに関しては、明日、別の記事にしてちゃんとご案内するので、そちらをご確認ください!
人を通して本を知る。本を通して人を知る。
そんな場づくりを1カ月真剣に向き合っていこうかなと思います。「FAVORITE~お気に入りの本を紹介する会~」も「わたしのFAVORITE」も、みなさんと一緒に盛り上げていきたいので、よろしくお願いします。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240531 横山黎
※「わたしのFAVORITE」のマガジンはこちらから↓↓↓