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毎日、届ける。

――今朝、何気なく申し込みフォームの回答状況をのぞいてみたら、参加者がひとり増えていました。申し込みフォームにはいくつか質問事項を添えているんですが、その人は「このイベントに参加しようと思った決め手は何ですか?」という質問に対して、「noteでラスコーリニコフの記事を読んだから」と回答されていました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「毎日、届ける。」というテーマで話していこうと思います。


📚毎日投稿についてどう思う?

このnoteでも、記事を毎日投稿する意義はあるのかどうか、議論にあがることがあります。毎日投稿する意味や価値はないという派閥と、意味や価値はなくても毎日投稿するべきという派閥と、別に書きたいときに書けばいいんじゃない派閥にざっくり分かれると思うんですが、僕は「意味や価値はなくても毎日投稿するべき派」で、付け加えると、意味も価値もいつか生まれると信じている人です。

僕は20歳の誕生日の次の日から、かれこれ二年半以上毎日投稿をし続けているんです。試しに毎日投稿をやめてみたり、風邪でぶっ倒れて二、三日投稿できなかったり、そういったことはあったのですが、基本的に忙しいときでも必ず記事を投稿するようにしています。

二年半以上も続けていたら、そりゃ意味も価値も少なからず生まれるものです。自分の軌跡が可視化されるからアルバムのように「思い出」としての価値も生まれましたし、僕の記事を読んでくれたり、それにコメントをくれたり、サポートをしてくれたりする人をつくることもできました。「読む」「コメントをする」「サポートする」といったコストを払うほど、僕の記事に価値を見出してくれてるわけです。

また、毎日発信することで、自分の作品や活動の認知を広めることにもつながりました。初書籍『Message』も、ビブリオバトルの挑戦も、今度の「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」というイベントも、毎日発信しているからこそ認知の拡大、作品を届けることが叶ってきたのです。

それこそ、昨日の記事を読んで、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」の参加を決めてくれた人もいました。


📚昨日の記事を見て……

今朝、何気なく申し込みフォームの回答状況をのぞいてみたら、参加者がひとり増えていました。申し込みフォームにはいくつか質問事項を添えているんですが、その人は「このイベントに参加しようと思った決め手は何ですか?」という質問に対して、「noteでラスコーリニコフの記事を読んだから」と回答されていました。

僕は「芥川龍之介研究――『桃太郎』を中心に」という題で卒業研究していたのですが、その卒業研究についてあれこれ質問される口頭試問が一昨日ありました。それに向けて、芥川影響を受けたとされる、そして、芥川の『桃太郎』にもそれが反映されているとされるドストエフスキーの『罪と罰』を読んでいたんです。

爆速でざっと流し読みをしたのですが、それでも面白さを実感することができて、確かに芥川に影響を与えているし、主人公のラスコーリニコフと桃太郎を重ねていると思ったので、その気付きを昨日、記事にしたというわけです。

その記事を読んでくれて、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」にも興味を持ってくださり、参加を決めてくれたのです。


📚毎日、届ける。

昨日の記事がダイレクトにイベントに参加しようと思った決め手になると思って書いていたわけではありませんが、まさかこんなにも早く明確に効果が見られるとは夢想だにしていませんでした。

何が当たるかは分かりません。読んでくれる人によって刺さる部分は違います。新規参加者のようにラスコーリニコフの記事を見て「おおっ!」となる人もいれば、「『罪と罰』? 何それおいしいの?」となる人もいる。だからこそ、いろいろなアプローチから発信するべきで、それを叶えるためには毎日のように発信をしていくことが望ましいのです。

『Message』手売りの軌跡

小説『Message』は手売りをする度に写真を撮らせていただいてインスタのストーリーに乗せて発信してきたんですが、その発信の繰り返しが購買意欲の増幅につながりました。「今度買わせて!」と連絡をくれる人もいたんです。

自信を持って、コンスタントに発信を続けていく。その意義を僕は何度も確かめているので、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」の発信も変わらず続けていこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240207 横山黎



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