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人間、その気になれば何でも出来る説
ナマステ!
今日は親友(女)が東京に遊びに来ていたので、成田空港までお見送りに。暑い。東京がマジで暑すぎるぞ。
本日は
「人間、その気になれば何でも出来る説」
今日会った僕の親友の武勇伝を書きたい。
彼女は大学で初めてできた女友達。もう出会って10年である。大学時代もずーっと同じグループで、プライベートでも頻繁に遊ぶ仲。
異性で親友はできない、という迷信は半分当たっていて半分外れているように思う。
そんな彼女は2年半前、転職先の会社で不運にもあるトラブルに見舞われ、会社を退職することに。今思えば、中々絶望していたと思う。
僕はといえば、その当時はネパールで飲食店を経営しており、慌ただしい毎日を送っていた。彼女とは5000キロ離れた距離でも、月に2回ほどは電話をしていたと思う。
いつもは元気な彼女が、その時はかなり滅入っていた。
「これからどうしよう」
そんな曖昧な、答えのない悩みを吐露された。僕が解決策を考えられるほど簡単な問題ではなかったが、彼女には休息が必要だと僕は感じていた。
「とりあえずやりたいことなかったら2ヶ月くらいネパール来たら?時間もあるし。旅費と2ヶ月分の日本の家の家賃さえ貯めれば、ネパールの家と食費は何とかするよ。無償で働いてもらうけど!(笑)」
と言った。救済措置と言うには程遠いかもしれないが、異国の文化に触れることができれば、彼女の心境にも何かしらの変化が出るのではと思っていた。
「でも、そんなお金ないわ。ネパールで稼げへんし」と、彼女。
今考えれば、僕は鬼の発言をしていたと思うがこう言った。
「キャバクラで働け!お前やったら2ヶ月あれば絶対めっちゃ稼げる!ってかやれ!そのまま日本おっても何も変わらんぞ!時間ある今がチャンスや!」と。
「ええ〜そんなん無理い!」
なんて言っていた彼女が1週間後、キャバクラで働くことを決意。
まさか、本当にやるとは思っていなかったので僕は面食らった。提案したのは僕なのに。。。(笑)
働き始めて最初の頃は
「もう出勤したくない〜〜・・・」とよく電話を受けていたが、その度に
「うるさい、働け。金を貯めろ」
と僕は一蹴。もうちょっと寄り添ってあげればとも思ったが、ここで甘やかしてはダメだ!と謎の鬼軍曹モードが発動していた。
そんなこともあったが、そこからの彼女は凄まじかった。わずか1ヶ月で50万円という大金を稼ぎ、2ヶ月後にはネパールに来ていた。
その時に、人間は「やる!」と本気で決めたら、何でも出来るのだなと思った。
ネパールに来てからの彼女は、持ち前の明るい性格とマシンガントークで数々のおじさんをメロメロにさせ、さらにキャバクラで働いた経験をもとに磨きがかかったトークで僕らの店の売上に多大な貢献を残してくれた。
今思えば、25歳という若さだからこそ出来た突発的な行動だったかもしれないが、僕は彼女の行動力を心の底から尊敬している。
そして、とても素敵な思い出をネパールで残してくれた。今でも思い出すと、色んなことがありすぎて涙が出そうになる。
そんな人間としての「強さ」と「覚悟」を教えてくれた親友には、これからも素晴らしい人生が待っているはず。またネパールきてね。フェリベトウンラ!