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#37. なぜ先進国であるにも関わらず日本のフィットネス参加率は低いのか。

皆様こんにちは、
Re Fitnessトレーナーの小俣です。

本日は、他の先進国と比べてなぜ日本のフィットネス参加率は低いのか、
また、こんなにもフィットネスがブームになっているのになぜ増えないのかを僕なりに考えてみました。

目次
🔸フィットネス参加率とは
🔸日本のフィットネス人口及び参加率
🔸世界上位のフィットネス人口及び参加率
🔸なぜ日本ではフィットネス参加率が増えないのか
🔸今後日本のフィットネス参加率を上げていくために必要な取り組み
🔸まとめ

🔶フィットネス参加率とは🔶

そもそもフィットネス参加率とは
人口に対して、ジムやヨガやスタジオ系レッスンなどフィットネス施設に参加している人たちの割合を言います。
いわゆる"会員"になっている人たちです。

🔶日本のフィットネス人口及び参加率🔶

2018年のIHRSAという世界最大のフィットネス協会のグローバルレポートより、
日本のフィットネス人口は約425万人で、総人口(約1.2億人)に対しての参加率が約3.35%となっております。

最近では4%前後くらいまではあるみたいですね!
しかし、この数字はフィットネスがブームになる前と然程変わらないとも言われております。
これは先進国の中でも極端に低い数字です。

ちなみに日本のフィットネス参加率は世界で第30位となります。

🔶世界上位の

フィットネス人口及び参加率🔶

番外 🇰🇷

日本のお隣の韓国はフィットネス人口こそ約375万人と日本には劣りますが総人口が約5145万人のため参加率は約7.29%となり、日本の倍近くフィットネス参加率が高いです。

ちなみに韓国のフィットネス参加率は世界で第20位となります。

以降はTOP3の発表をしていきます。

第3位 🇺🇸

第3位は皆さんご納得のアメリカです!
むしろ1位じゃないんだと思われた方も多いのではないでしょうか。

フィットネス人口自体はぶっちぎり世界最多の約6088万人となります。
しかし、総人口が約3.2億人と多いためフィットネス参加率は約18.68%となります。

第2位 🇳🇴

国旗が見慣れない方も多いかと思います。
第2位は北欧のノルウェーです。

フィットネス人口は約110万人で総人口(約510万人)に対してのフィットネス参加率は20.79%となります。

5人に1人が何かしらのフィットネスの会員になられていると考えると凄いですね!

第1位 🇸🇪

栄えある第1位も北欧のスウェーデンです。

フィットネス人口は約214万人で総人口(約1012万人)に対してのフィットネス参加率は21.15%となります。

こちらも5人に1人がフィットネスの会員になられているということになります!

🔶なぜ日本では

フィットネス参加率が増えないのか🔶

上記を見て頂いて、まだまだ日本がどれだけフィットネスに対して関心が薄いのかがなんとなく分かったかと思います。

これだけ近年、メディアを通してフィットネスが取り上げられているのに、なぜフィットネスの参加率が伸びないのか。

それには日本特有のワケがあると僕個人的には思っています。

ワケ❶ 通う時間がない
→仕事第一の日本では、当たり前のように残業も多く、仕事後にジム等に通う時間がないのではと考えられます。

正確には詰めれば時間はあるが、仕事で疲れているのにわざわざ運動してなんでさらに疲れなければいけないの?といった感じですかね。

"運動している人=意識が高い"と思われるのも納得ですよね。

ワケ❷ 良くも悪くもブームで終わってしまっている
→フィットネスがブームにはなっているものの文化としては根付いていないのかなと思います。
興味で終わってしまっているようなイメージ。

また、現代ではテレビやネットの中に情報が溢れているため調べて終わってしまっている方も多いのではないでしょうか。
中には独学でやられている方もいるかもしれません!

ワケ❸ フィットネスがお金儲けとしての手段になってしまっている
→少し厳しい意見かもしれませんが、正直、誇張広告が多いなと思うことがあります。

例えば、
・このサプリを飲むだけで◯kg減
・5分で◯◯痩せ
・好きなだけ食べても痩せれる

みたいなものです。
皆さんも一度は目にしたことはありませんか?

これで身体が変われるならわざわざ運動なんてしないですよね笑

ワケ❹ フィットネスが一時的なイベントになっている
→本来であれば"フィットネス=健康"であるが、日本では"フィットネス=ダイエット"になってしまっている人が多い印象。

そのため、ジム等に通い始めても、痩せたら終了。
痩せなくても終了になってしまう方が多いのではないでしょうか。

リバウンド率が高いのも分かりますね。

ワケ❺ 国民皆保険制度による甘え
→日本では1961年から国民皆保険という制度が始まり、国民健康保険や公的医療保健への加入が義務付けられています。

これ自体は素晴らしいことです!
国民皆保険制度の影響もあり、日本の平均寿命は常に世界トップレベルにあり、今では人生100年時代とまで言われています。

しかし、仮に病気になってしまってもなんとかなるといった安心感から、自身の健康意識が低くなってしまうことが不安要素です。

要は、病気なってから予防するのではなく、病気になる前の予防もしっかりしよう! ということです!

対照的なのはアメリカで、アメリカには国民皆保険制度のようなものがなく、病気にかかると日本よりも多くの医療費がかかります。
そのせいもあって普段から健康のために運動されている方も多いのではないでしょうか。

🔶今後日本のフィットネス参加率を

上げていくために必要な取り組み🔶

上記のワケ5つを基に、今後日本のフィットネス参加率を上げていくために必要な取り組みを考えていきます。

取り組み❶ 働き方改革の推進
→運動する意欲があっても時間が作れないと元も子もありません。

そのため、少しでも自分の時間を作るためには、1日の内の約3分の1を占める仕事をどうにかしないといけないのかなと思います。

もちろん自分自身で時間を作る努力は必要ですね!
現に近年では24時間ジムも主流になっているため、使おうと思えばいつでもジムを使うことは可能です。

ただ、あくまでも余裕を持って仕事と自分の時間を両立させるためには、働き方を見直す必要はあるように思います。

取り組み❷ まずやってみる
→身近に運動の出来る環境・設備があるからこそ、まずやってみることが大切なのかなと。

今では回数券で通えるフィットネス施設もありますし、体験制度も様々あるので、自分で実際に体験してみるといいかもしれません!

何事においてもやってみないと分からないことってあるので、是非自分の肌で感じてみて下さい!

取り組み❸ 健康意識を持つ
→コロナウイルスの影響で、世の中が大変なことになり、当たり前って凄く幸せなことだと実感された方が多いはずです。

それと同じで、健康でいられることもとても幸せなことです!

病気になってから気付くようでは遅いので、今のうちから健康意識を持つようにしましょう!

🔶まとめ🔶

いかがでしたでしょうか?
日本ではこれだけフィットネスがブームになっていて運動出来る施設も増えているのにも関わらず、意外にもフィットネスへの参加率はこれだけ低く、関心も薄いことが現状です。

運動をする理由は様々ですが、僕は運動は生きていくために不可欠なものだと思っています。

平均寿命が伸びても健康寿命が伸びないと生きていても楽しさが減ってしまいますよね🤔

寝たきりのまま生きているより、歳をとってからも自分で動けた方がずっと人生が楽しくなるはずです!

なんでも構いません。
自分に合った運動方法を見つけて、是非始めてみて下さい。

それはきっと必ず
身体に良い影響を与えてくれます☺️

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