いろんな本に関する豆知識
本は、私たちを知識や物語の世界へといざなう、魔法の扉のような存在です。
活字を追うごとに広がる想像の世界、ページをめくるたびに深まる知識の海。
そんな魅力あふれる本の世界には、知っていても役に立たないかもしれない、ちょっと変わった無駄知識がたくさん隠されています。
今回は、そんな本のトリビアをご紹介しましょう。あなたの読書体験が、さらに豊かなものになるかもしれません。
「e」を使わずに書かれた小説!?
フランス語の小説『La Disparition』(消失)をご存知でしょうか? この作品、なんとタイトルだけでなく本文も含め、「e」が一度も使われていないという、驚異的な作品です。
フランス語で最も使用頻度の高い文字である「e」を一切使わずに、長編小説を書き上げるという離れ業は、まさに作家の並外れた才能と努力の賜物と言えるでしょう。
ちなみに、この作品は英語にも翻訳されており、『A Void』というタイトルで出版されています。こちらも同様に、「e」を一切使わずに翻訳されています。
ギネスブックにまつわる矛盾?
「世界で最も盗難される本」としてギネスブックに登録されているのは、なんとギネスブック自身です。
世界中の図書館や書店で、ギネスブックが頻繁に盗難被害に遭っているという、ちょっと皮肉な事実が記録されています。
なぜギネスブックが狙われるのか、その理由は定かではありませんが、手軽に手に入る知識の宝庫であること、そして「世界一」の称号を持つことから、盗難犯にとって魅力的なターゲットになっているのかもしれません。
世界一多作な作家
世界で最も多くの本を書いた作家は、スペインのCorín Telladoです。彼女はなんと4000冊以上もの作品を執筆し、生涯で4億冊もの本を売り上げました。
ロマンス小説を中心に、幅広いジャンルの作品を手がけ、多くの読者を魅了しました。驚異的な執筆ペースと、読者の心を掴むストーリーテリング能力は、まさに「本の女王」と呼ぶにふさわしいでしょう。
世界一長い小説
フランスの作家マルセル・プルーストによる『失われた時を求めて』は、世界一長い小説として知られています。
全13巻、約120万語、3000ページ以上という圧倒的なボリュームを誇り、完読するには相当な時間と根気が必要です。
物語は、主人公の幼少時代から青年時代までの記憶をたどりながら、時間と記憶、そして愛の複雑な関係を描いた壮大な叙事詩となっています。
世界一短い本
世界一短い本は、アメリカの作家、オーガスト・ダーレスが書いた『最も危険なゲーム』です。この本は、わずか22語で構成されています。
カマラ・ハリスの業績
アメリカ大統領選のカマラ・ハリス候補の今までの業績をまとめた本ですが、191ページ、すべて白紙です。笑
ペーパーバックで購入すれば、メモ帳として使うことができますが、Kindleで買うと、ただ191ページの空白をタップし続けることとなり、世界一無駄な買い物と世界一無駄な時間を過ごせること間違いなし!
時間と金をドブに捨てたい方は、ぜひKindleで買ってみてください!
一生後悔すること間違いなしです。
まとめ
今回は、本にまつわるちょっと変わった無駄知識をご紹介しました。
これらのトリビアは、あなたの読書体験をさらに豊かなものにしてくれるでしょう。
そして、本の世界には、まだまだ知られざる魅力や謎が隠されています。あなたも、自分だけの「本の無駄知識」を探してみてはいかがでしょうか?
【編集後記】
本を全く読まない人が国民の6割を超え、本屋が倒産しまくっている現状を踏まえて、このnoteは「ひとりでも多くの人に本を読んでもらうこと」を目的としています。ですので、全ての記事を無料で誰にでも読めるようにしており、有料記事は一切公開していません。
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