アトピー アプローチ編
さて、どうやってこの病気にアプローチしていくか。これははっきり申し上げてオーダーメイドです。人によって違います。何が原因で何が効果があるかはやってみないとわかりません。
既に酷いアトピーを経験した事がある人なら何十種類も治療法を試しているはず。毎日の痒さ、痛さ、見た目、日常生活の不自由さ、いつ治るかわからない絶望感、これらを感じた事があれば藁をも縋る気持ちだと思います。
効くと噂の高いサプリを購入してみたり、水が悪いと言われれば浄水器を購入してみたり、鍋が良くないと言われれば新しい鍋を買ってみたり、名医と言われる人に会いに行ったり、保湿剤、クリーム、塗り薬、入浴剤、化粧水、オイル、ありとあらゆる物を試しましたよね?
私もそうです。
だからこそ◯◯をオススメします。これだけやってれば治ります。なんて事は言えないのです。
万人に効く治療法があればアトピー患者はとっくに減ってるはずだから。
人はそれぞれ弱い部分や病気になりやすい部分があってたまたま私の場合それが皮膚だっただけ。お腹が弱い人や鼻が悪い人、頭痛が起こる人、肉体的に健康でもメンタルが弱かったりとか本当色々あります。
体がスケルトンになってて自分の体が何に反応して体を蝕んでいるのか見れたらいいのにな、と思います。
外的要因も内的要因も数えればキリがないほどあります。その原因の全てを突き止める事はなかなか難しいと思います。
以前こんな事がありました。
花粉症やアレルギー性鼻炎になった事のない私が鼻水が止まらなくなったのです。病院に行ったら花粉症かもしれないのでアレルギー検査してみましょうと。
血液検査の結果医師はびっくり。
検査したほぼ全ての項目で異常値が出たのです。食べ物、動物、花粉、ホコリ、など。
健康な時の私はアレルギー一切ありませんし何を食べても動物を触っても何も起こりません。
つまり人間は弱ってる時、免疫が落ちてる時、体調が悪い時は普段なんて事のない物質も全てが敵(毒)になるのです(ちなみにその翌年の検査ではどの項目も正常値でした)。
その弱った状態で卵抜き、小麦抜き、大豆抜き、魚抜き、乳製品抜き、動物に絶対触らない、花粉に触れないように家に籠る、砂糖抜き、油抜き、毎日鬼のように掃除する。
とか出来ますか?
出来ないです。
もう日常が崩壊します(笑)
かと言って一つずつ可能性を潰していくというのも非現実的な気がします。皮膚が改善するのは2,3日の話ではないので例えばアレルギー物質を一つずつ、一か月ずつ抜いてみる、とかやったとしても何年かかるのか。時間が足りません。あと、原因は一つとは限らないので。
私はこんな風にアプローチしてます、ってのを書いてみます。
最初に言った通り万人に合う方法はないと思っているので参考程度に読んでいただけたら。
自分の思いつく限り(もちろん出来る範囲で)日常を改善していきます。色々な事を極端に抑制するとそれ自体がまたプラスαのストレスになりかねないので。基本はストレスが病気の根源だ、という考えがあるのでなるべくストレスのかかる事は避ける、と言っても全身に広がる湿疹を見るだけでストレスなのは間違いないです。
今取り組んでいるのは以下の事。
①寝れる時に寝る(夜は痒さで目が覚めたり寝れない事が多い)。
②食べ物は細かくやるのはキリがないのでひとまず辛い、甘い、脂っこい、添加物が多い物はなるべく控えめにする。
③皮膚が乾燥してきたら何回でも保湿する(ワセリン、亜鉛華軟膏、ヒルドイド、など使ったけれど今はアロマオイルに落ち着く)。
④体内の毒素を排出する為に白湯をたくさん飲む(これ1番意識してるかも)。
⑤白湯以外にもハーブティーも飲む(デトックス効果のあるカモミールやネトル)。
⑥酵素(サプリも飲んでます)や発酵食品を積極的に摂取する(納豆よく食べます)。これは皮膚=腸内環境という考えから。
⑦湯船には浸からずにぬるいシャワーで短時間。石鹸はほとんど使わない(使うと風呂上がりがバリバリ)。
⑧ストレッチ&マッサージ。血行を良くして代謝を上げ毒素を排出する目的。
⑨鍼灸。鍼は通っていますがお灸は家で自分でもやります。副作用無しの東洋医学で体力の底上げ、免疫の底上げ、体質改善、気の流れを正常にする目的。
⑩漢方。今の症状に合った物を調合してもらい毎日飲んでいます。
ざっと今やってるのはこれぐらい。
⑨と⑩以外は家での日常なので少し意識してるだけでわざわざやってる感はありません。
⑨と⑩は外出を伴うので普段よりプラスαのアクションですが全く苦になりません。
そんなにいっぱいやったらどれが効いてるかわからない?
それでいいんです。
原因を突き止める事より症状を改善する事の方が私には重要なんです。
原因は突き止めたとしても複合的な物だろうし次回また酷くなった時に同じ原因かどうかはわかりません。その時の体調で何に反応するかは違うと思います。
お読みいただきありがとうございます。
いかがでしたか?
少しでもヒントになれば幸いです。