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頑張ろうとすると自己否定につながる

日本の文化なのか
教育のあり方の結果なのか

頑張ることに
美徳を感じる人って
多いように感じます。


相手がミスや失敗をしたとしても
頑張りや努力が見えたら

「まぁ頑張ったから良しとしよう」

となりますが

頑張らずに結果が出た時は

「頑張らないといつか痛い目に遭うぞ」

と批判的な目で
見る人が多いですよね。

もちろん私も
頑張ること自体を
否定するわけではないですし

頑張っている姿に
惹かれることも多々ありますし

何より私自身も
頑張っていないと
不安になることが
多々あったんです。


その、頑張らなきゃ精神が
自分を肯定できない理由に
繋がってませんか?

という話をします。


◯頑張ることを目標にしない


今年はダイエットを頑張る!
とか
毎日勉強を頑張るぞ!

と聞くと
聞こえはいいのですが

言い換えると
頑張らなきゃいけないと
思っていると言うことは

・今の自分は太っていて醜い
・今の自分は頭が悪くて嫌だ

と思っている可能性もある。


人間なんて
ただ呑気に生きていれば良いわけです。


ノルマもゴールもない。

自分をご機嫌にする時間だけで
人生を満たして良いはずなんですけど

周りと比較する癖がついてしまっているから
みんなが輝いて見えると
自分も頑張らなきゃいけないと
思ってしまう。


もちろん
自己肯定感が高く
今の自分を受け入れた上で
さらに高みを目指すのは
良いことでしょうが

基本的には
経験を積むだけで良いんです。

できることが増えるようになるため
経験や知識などを
積み上げるだけで良い。


一生懸命になって
頑張ろう!
としなくて良いんです。

頑張ることを目標にしたところで
その目標が満たされることはない。

もっともっと!
となってしまいますから

まずは、とりあえずやってみる
経験や知識を積み重ねる

という意識に切り替えた方が
自己否定に繋がりにくい
考え方になる思います。


◯頑張ろうとするとやるべきことがわかりにくくなる


仕事にしても
家事や育児にしても

上司や配偶者に

「何をしたら良いですか?」
「何を手伝おうか?」

と聞くだけで良いわけです。


取り敢えずやってみる
という考え方をすると
かなり楽になるはずです。


あと
頑張りたがりの人って
自分に自信がない人が
多いと思うんですけど

この自信と言われる概念も

「判断できる」
「見通しが立てられる」
「対応できる」
「なんとかできる」
「それなりの結果が出せる」

という精神状態になることを
自信と呼ぶのだと思うんです。


じゃあ
その自信ってどこから生まれるか?
というと
「やってみる」ことを
積み上げることなんですよね。

頑張ろうとすると
苦痛を伴うから
重い腰が上がらないし
無茶をしてしまう。


私も今、いろんな楽器を
練習してますが
取り敢えず楽器に触れるだけ
みたいな日もあります。


勉強もしない日はあるし
やっても短い動画を見るだけの日もある。


そんなちょっとの行動しか
できなくても
「やってみる」を
積み上げることを考えているので

頑張らなきゃいけない!
という強迫的な思い込みは
ないんですよね。


自分はまだまだ
という姿勢も美しいですが
それは無駄な判断だったりします。

まだまだ
と思うのは
むしろ大きな成功をした時
調子に乗っちゃいそうな時
くらいで良いのかもしれません。


周りの成長のスピードや
成果の大きさに
感情が動きそうになるかもしれませんが

言ってしまえば
それは自分の人生には
あまり関係がない。


前向きに何かに取り組む
きっかけとなっていれば良いですが

仕事にせよ
家事育児にせよ

頑張ることを目的としているうちは
自己肯定感が高まることはないし

いつか頑張れない時が来る。

まずは経験や知識を
積み重ねるために
やってみる、を繰り返す
という精神状態でも
良いかもしれません😌

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玲/精神科ナース
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