自分のことを否定しているから他人からも否定されている気がする
など
他人から否定されている気がする
という類の相談を
たくさん受けるんですね。
人って
基本的には他人と関わらないと
生きていけませんし
職場にせよ
家庭にせよ
友人にせよ
何かしらのコミュニティ
そして
いくつかのコミュニティ
に所属しているもの。
ですから
つい周りの目を気にしてしまって
嫌われないように
生きていたいのですが
過剰に周りから
嫌われている気がしているのは
周りじゃなく
自分が自分のことを
信じていないからだよね
というお話をします。
◯社会的な生き物だから他人の目を気にする
そもそも論として
周りの人達と
うまく関係を築こうとするからこそ
他人からどう思われているのか
他人から嫌われていないか
と心配するんですよね。
ある意味では周りの人のためでもあり
社会的な生き方であるとも言えます。
人というのは周りと共存して
繁栄してきた生物ですし
周りと共存してきた種だけが
現代まで生き残っている可能性が高いので
今生き残っている遺伝子の
末裔である我々は
恐らく
他者と共存しないといけない
という思いを強く持っている
とも考えられますよね。
ですから
きっと今後も
周りの目を気にする子孫が
増えていくでしょうし
逆にいうと
他者を叩きたくなる人も
増えるのかもしれません。
◯自分で自分を否定しているから周りから嫌われている気になる
そういう性質を持った我々ですが
周りの目を気にしている
というのは
周りから見られている
〝自分〟に関心があるわけです。
他人に関心がある
というわけではない。
自分に自信を持てないから
周りに依存せざるを得なくて
嫌われたくないという思いが
強くなるんですね。
ある程度自分に自信があれば
周りに貢献できる自信も
あるわけですけど
自分には何も強みがないと
周りから必要とされないと思うから
不安になるんです。
◯自分に対する期待が大きすぎるから嫌いになる
そして
自分自身に対する期待値が
大き過ぎる人ほど
現実が伴っていないと思えるから
余計に自分を嫌いになってしまう。
だから
周りからも
自分は嫌われているんじゃないか?
という疑念も大きくなるんです。
たとえば
100点満点中
90点しか取れなかったとして
「せめて98点以上
取れてないといけないのに
そんなこともできてない自分は
ダメなやつだ…」
「きっと周りからもダメなやつと
思われているに違いない」
という思考になる。
仕事でも
ちょっとミスしただけで
めちゃくちゃ落ち込む人とかいますけど
自分に対する期待値が強過ぎるから
自分を責めちゃうのであって
冷静に判断して
周りにいる人みんながみんな
そんなに優秀じゃないですよね。
なのに
自分にだけは
厳しい目を向けてしまう。
それは言い換えれば
自分のことが好きで
自分に期待をしていないと
生きていけない人なんですよね。
でもそれは
自己肯定感が高いわけではなくて
ミスしたとしても
切り替えて
やり方だけを修正すれば良いわけで
自分の人格まで責めてしまうのは
自己肯定感が高い人ではない。
少し話が逸れましたが
自分で自分を嫌になることが
多い人ほど
周りからも嫌われているような気がして
周りの目を気にしちゃうんだと思います。
周りがどう思っているかなんて
測りようがないので
まずは自分自身に対する期待値を
上げすぎないようにして
自分を嫌いにならないことから始めると
他人から嫌われているような感覚も
和らいでいくと思います😌