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詩集:自家中読

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生活の中から生まれた言葉を縫い止めた刺繍。つれづれ。記録。
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#家族

過去形にした時点で自分の中では終わってた話

過去形にした時点で自分の中では終わってた話

制度上だけで、夫婦でいるのであれば、私にはそれは必要ないので、制度の枠を払いたいと思っています。

私は結婚するとき、式も挙げなかったし、どこかの神様にあなたに対する気持ちを誓うこともしませんでした。

これは、私なりの筋で、私が自分の結婚において、気持ちも日々も、誓いたかったのはあなたに対してだけでした。

だから、つまるところ思いと気持ちだけでつながっていた縁でした。

簡単に言うと、好きだか

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つもり、だった

つもり、だった

それなりにがんばってる
つもりだった

仕事して
子どもたちと過ごして
家事やって

たまに体力もたなくて
寝落ちて起きて
夜中にキッチン片付けて

そこで限界が来て
床で寝て
お風呂入れなくて
朝4時にシャワー浴びて
また一日が始まって

うまくいかなかったことも
ちょっとした不安も
見えない先のことも

連絡する余裕もなかったら
相談する余力もなかったら
いつの間にか無関心だけが返ってきた

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心の冷えていく夜に

心の冷えていく夜に

妊娠中、つわりが酷かったとき
飲みに行ってほしくなかったのではなくて
飲める自由がないことに気づいてほしかった

産後、一時間おきの授乳のころ
睡眠不足のツラさを比べたかったわけではなくて
他にできる家事は自分で終わらせてほしかった

あなたがやっていたことは
相手への思いやりではなくて
自分がやったことをアピールしていただけだと
気づいてほしかった

こんなに頑張る自分を褒めて
こんなに思いやり

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