つもり、だった
それなりにがんばってる
つもりだった
仕事して
子どもたちと過ごして
家事やって
たまに体力もたなくて
寝落ちて起きて
夜中にキッチン片付けて
そこで限界が来て
床で寝て
お風呂入れなくて
朝4時にシャワー浴びて
また一日が始まって
うまくいかなかったことも
ちょっとした不安も
見えない先のことも
連絡する余裕もなかったら
相談する余力もなかったら
いつの間にか無関心だけが返ってきた
あなたは関心を装った無関心だった
胃が痛くて
頭が重くて
でも、育つ子どもたちのために
それだけのために
何とか歩を進める日々の中で
思いがけず目にしてしまった
あなたのSNSには
自分の時間だけを楽しむテキストが
踊っていた
なんで、私は硬い床に寝落ちたんだろう
なんで、私は1人で育児を抱えてるんだろう
なんで、こんなに頑張ってんだろう
私の手は、趣味のために荒れたんじゃない
それを、趣味のために手が荒れたあなたは
なんで、同じものだと思えるんだろう
気づかないというのは
一種の暴力だと思う
つもりだった
つもりが積もった
指を折って数えた
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