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#ネムキリスペクト
短編グルメ私小説 「正義の消費者」
地元の国道沿い、道の駅。
本館とは別に仮設のバラックみたいな建物があって、その中には飲食店がいくつか並んでいる。それぞれ好きな店の食券を券売機で買って、好きな席で自由に食事する。つまり小規模ながらもフードコートのような形式で、休日ともなれば家族連れなどで大いに賑わった。
そこに出店するうどん屋が、おれたち二人のお気に入りだった。
初めてそこを訪れた日の事。
うどん屋の調理場に立つ店主を見つめ、
地元の国道沿い、道の駅。
本館とは別に仮設のバラックみたいな建物があって、その中には飲食店がいくつか並んでいる。それぞれ好きな店の食券を券売機で買って、好きな席で自由に食事する。つまり小規模ながらもフードコートのような形式で、休日ともなれば家族連れなどで大いに賑わった。
そこに出店するうどん屋が、おれたち二人のお気に入りだった。
初めてそこを訪れた日の事。
うどん屋の調理場に立つ店主を見つめ、