闇夜のカラス

オリジナル小説。コミックレビューなど。プロフィールをご覧ください。小説は「オリジナル小説」マガジンにまとめてあります。すべて無料🌻 ★創作大賞2022 入賞 ◆カクカタチ2000字ドラマ ◆才の祭 xu賞◆うたスト!準グランプリ

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ガザ【20字小説】

そして誰もいなくなった。きれいになった。 ジェノサイド?あっちが先にやったんだよ。 ひとり残らず殺されてもたぶん終わらない。 この子の夢は、本物の河を見ることでした。 さあ今すぐ出ていけ。さもなければ、死ね。 やつらの子供を殺せ。俺の子供を守るために 戦場で言葉なんかなんの役にも立たないよな 私の子供と彼らの子供の命の重さは違うよ。 死ぬこと以外かすり傷と平和な国で言うひと 血。なきがら。臓物。ちぎれた身体の一部。 根絶やしにする口実になれば何でもいいさ。

    • ヘッダーが100回使われました!

      たまの更新なのに、自慢の記事になってしまって恐縮なんですが。 みんフォトが100回使われたよのメダルを頂きました。 お使いいただいた皆様、ありがとうございます♪ みんフォト。登録数が膨大ですね。 お題によっては、ほぼ飽和状態になってて、探すときに重かったり。 お題のなかでも特に「女」「少女」が多いな……という印象です。しかもAI絵師の作品だろうな、と思われる画像が多いですね。 私としては、ネットの文章がAIになってゆくことは、あまり気にならないというか。 AIが登場した以上

      • ひと色カフェ・リターンズ

        ご無沙汰しております。闇夜のカラスです🐦‍⬛ 久しぶりなので、書き方を忘れているというか。 note記事を書いている自分がピンと来ないというか。 まあ、ゆるゆると進めてまいります。 ……というわけで(?)復活第一弾の記事は、帰ってきた「ひと色カフェ」のもようです。 2023年9月に、大倉山で行われた「ひと色展」 その上の階で行われていたのが、ひと色カフェです。 今年も有志で、あの時の生演奏付きカフェやろうよ、という話が、さちとピースさんと、うわの空さんとの間であったとか無

        • ご無沙汰しております。 身の回りの問題がいくつか解決したので、そろそろnoteを再開しようかなと考えています。復活の記事は「ひと色カフェ」の予定です。近いうちにアップしますね。 それとは別に、素晴らしい記事を共有させてください。 https://note.com/yoshilog/n/nd96ae0aae264

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        ガザ【20字小説】

        • ヘッダーが100回使われました!

        • ひと色カフェ・リターンズ

        • ご無沙汰しております。 身の回りの問題がいくつか解決したので、そろそろnoteを再開しようかなと考えています。復活の記事は「ひと色カフェ」の予定です。近いうちにアップしますね。 それとは別に、素晴らしい記事を共有させてください。 https://note.com/yoshilog/n/nd96ae0aae264

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          ヘッダー6種&近況など

          皆さま、ご無沙汰しております。闇夜のカラスです。 まずは(?)新作のヘッダー6種、追加します。 ■近況 最近、なかなかnoteにアクセスできていません。 日々いろんなことが起こってますが、大きめのトピックスはと言いますと ①息子のこと この4月から中3になる息子は地元公立中学校の支援級に通っていましたが、去年の2月ごろにトラブルがあり、不登校気味でした。 その頃、卒業後の進路を考えるため見学に行っていた学校のなかに、中等部フリースクールも併設している施設があり、本人がそこ

          ヘッダー6種&近況など

          マジで?!めちゃくちゃ使ってたー! 今日いちばんの衝撃w

          マジで?!めちゃくちゃ使ってたー! 今日いちばんの衝撃w

          虐殺を記録する

          よく見て覚えておくための記録 ◾️虐殺 主よ、ガザの子供たちを憐れんでください 🤲 🥺 pic.twitter.com/BLkg7hkTSh — Zakriaa Khallled (@ZKhallled)

          虐殺を記録する

          ヘッダー6種

          使ってもらえたら嬉しいです。 「闇夜のカラス」で検索してください。

          ヘッダー6種

          おばさんと電車と死体【言い訳②: 質問の答え】

          ひよこ初心者さんからの質問です↓ 考えてみれば、私はリレー小説ならそこそこ経験があるほうなので… 「夢見る猫はしっぽで笑う」(拝啓あんこぼーろさんと共著) 「駅のトイレ。」(拝啓あんこぼーろさんと共著) 「ノモリクヲノミカ」(拝啓あんこぼーろさん+葵さんと共著)  (※下記マガジンに収録↓) みんなが読んでくれたこの機会にちょっと考えて、答えてみますね。なんか参考になるかも。ならないかも。 Q: 恐らく1話目を書き出した時に、ある程度のストーリーラインとラストは考えら

          おばさんと電車と死体【言い訳②: 質問の答え】

          おばさんと電車と死体【あとがき(言い訳)】

          秋さんのリレー小説に参加させていただきました。 取り急ぎ、言い訳します。 本来なら2023/12/30で終わりの企画のはずだったのですが、なかなかサクッと終わらせることができずに、結局、ここまでかかってしまいました。 当初はもっとノリが軽くて短い予定だったんですけど。書いてるうちにいつもの調子に……。シナリオありきで文章自体を考える暇があまりなかったってせいもあるけど、まあ力不足です。 読み返すと辻褄があってないところ、あそこの設定どうなった?とか、あの人が言ってたあ

          おばさんと電車と死体【あとがき(言い訳)】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑯ : 終】

          第⑮話はこちら  カフェ・アリスの厨房の近くの床に、ダンボールがうずたかく積まれている。飲み物と調味料や食品の箱。中嶋さんは厨房で料理を作り、従業員の宇佐美さんは、メモを片手にぶつぶつ言いながら箱をチェックしたり、従業員用のドアから出たり入ったりしている。  ぼくは、宇佐美さんの後ろ姿を眺めて、何となくうしろめたい気分で席に座っている。新しいシェフコートがまだ届いていないらしく、ラフな服装の上にエプロンをつけた中嶋さんが、楽しげにお盆をかかえて戻ってきた。テーブルのうえに

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑯ : 終】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑮】

          第⑭話はこちら  ぼくは立ち上がって、騒ぎが起きている方向を眺めた。  ぼくと同じように、立ち上がっている人たちの頭がパーテーションから突き出ているのが見える。フロアの端のほうで、薄いピンク色のセーターを着た、髪が長くて背の高い女を、四人の警官が銃を構えて取り囲んでいる。女のセーターにはあちこちに赤い染みがついている。警官は制服を着ているのがふたり、私服がふたり。「落ち着け!」「抵抗はやめなさい。これ以上抵抗すると撃つぞ」とか、言葉をかけている。その後ろに警棒を構えた警備員

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑮】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑭】

          第⑬話はこちら  井上吐夢は突然、音もなく地面に吸い込まれた。CATはとっさに手を伸ばしたが、穴のなかの暗闇に彼の驚いた顔をみた次の瞬間、砂浜は元に戻っていた。 CATは立ち上がり、大場千鳥を睨みつけた。 「彼になにをする気だ」  大場は肩をすくめた。 「ちょっとだけ悪あがきしてみようかなと思って。特に意味はないけど、しいて言うならあなたへの嫌がらせ」 「ふざけたことを。あなたと中嶋がしていたことのせいで、実際に被害者が出ているのに反省はゼロか」 「三人が起こした事件の原因

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑭】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑬】

          第⑫話はこちら  色とりどりの紙吹雪がきらめきながら舞っている。  飾り立てた巨大な山車が次々と通りを通過してゆく。いろんな動物を象ったカラフルな像、枝を四方に伸ばし宝石の実を鈴なりに実らせた大きな木、風変わりな装飾と美しい尖塔が立つ豪華なお城……。  音楽が空気を震わせて、派手な羽飾りの衣装を身にまとったダンサーたちが舞い踊っている。それらのまわりを、大勢の客が囲んでいた。ありとあらゆる年齢、性別、国籍の人びと。カラフルな衣装を身にまとい、笑ったり、飲み物を飲んだり、串に

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑬】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑫】

          第⑪話はこちら  尻の下の、椅子の固い感触はいつの間にか消え失せて、ぼくはなすすべなく、冷たい闇の中を落ち続ける。 ……落ち続けているはずだ。でも周囲は360度、果てしなく続く闇なので、自分の状況に確信が持てなくなってきた。耳元でうなる風切り音はまだ微かに聞こえているけれど、自分の目を開けているのか閉じているのか、それすらあやふやだ。  手先と足先から冷たさが伝わってきた。食べたスイーツと酒のせいだろうか。いやひょっとすると、まさに今、大場さんのなかで溶かされているのかも。

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑫】

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑪】

          第⑩話はこちら  CATの頭をみておばさんは歓声をあげた。 「わっ!なにその黒猫頭、かっこいい!!……ねえ、あなた何者?今まで会ったことない感じがするんだけど」  CATは、黒くなめらかな毛で覆われたひとの手で、自分の髭に軽く触れながら 「井上君が名前から連想して、この見た目になってるんだと思うね。私はCAT、警視庁サイバースペース対策班のものです。大場千鳥さん、捜査にご協力お願いします」 「警視庁……」  おばさん、いや大場さんは驚いた顔をしたが、すぐ不敵に笑った。「私は

          おばさんと電車と死体【リレー小説/⑪】