小鳥たちの雨の七夕🎋【ショート・ショート】
ここは、とある川の畔。
チュンチュンと話しているのが、
ここを水飲み場として集まってくる小鳥たち。
今日は、七夕ということで、
小鳥たちにとっても一大イベント。
きょうこそは会えるかな。
ことしこそは会えるといいね。
ぽくたちは、
ふたりが無事に会えたときの笑顔を
みたいんだよね。
でも、もう少しで
雨が降り始めそうな風がふいてきたよ。
わたしたちも、一旦
家にもどったほうがよさそうだ。
みんなで一度撤収する。
そんな。
1年前も、雨が降って
会えなかったのに。
そして、雨はだんだん強まってきた。
早く雨が止んでくれないと、
祝福かできないではないか。
雨がやみそうにない雲行きに
小鳥たちの間には、
悲しみの時間が流れた。
ねぇねぇ、知ってる?
七夕の日の天気が雨だったとしても、
実は、ふたりは、
会っているみたいだよ。
え、どういうこと?
隣にいた子が、応答している。
だいぶ小声なのだが、
この2羽の会話に、
突然の雨から避難していた
多くの小鳥が耳を傾けて
聞こうとしていた。
雨に濡れずに渡れる通路があって、
その先にかかっている橋で
会ってるんだって。
本当は、おふたりの姿を直接見て
お祝いしたいのだけれど、
それは、わたしたちの勝手な願いよね。
雨だろうが、晴れだろうが、
おふたりは、一年に一回会えている
ということなのであれば、
小鳥たちとすれば、
そのことを信じて、
チュンチュンと祝福を叫び続ける。
たとえ、音色で届かなくとも、
おたがいに幸せなら、それでよい。
もし、雨がやまなかったら。
この巣の中からでも、
おふたりへの気持ちが届くように
雨音との大合奏をしよう。
おふたりは、今宵
ちゃんと出逢うことができましたか?
こちらの記事では、
山根あきらさんの企画に
参加させていただきます。
個人的には、
久しぶりのお題参加な気がします。
今回のテーマ、とても惹かれました。
雨の七夕
なんて、風情があるんでしょう。
だから書きたくなったはずなのに、
始めてみたら、なぜか
小鳥さん視点になっておりました。
ショート・エッセイ、
ショート・ショートか、
詩の作品を読みたいというご希望を
お見かけいたしましたので、
ショート・ショートに挑戦(してみたつもり)です。
このようなスタイルは、
初めてだったので、
ドキドキしています。
ドキドキするので、
寝ている間に公開させました。笑
山根あきらさん
いつも、ステキな企画を
ありがとうございます✨
お受け取りいただけますと、
大変うれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
◎
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
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ここまでお読みいただいたあなたに、
幸せが訪れますように🍀
また次の投稿で、お会いいたしましょう。
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