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いろいろなHSP本から感じる、いろいろなHSP ③ part.4

みなさん、こんばんは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


本日、午前1時頃に起こった地震で、クリエイターさんの中には罹災された方もいらっしゃると思います。

お見舞いを申し上げるとともに、どうかご自愛されながらお過ごしください。

また、直接罹災されていなくても、それぞれが持つ「敏感さ」や体調等によって、地震から心身不良を起こされている方もいらっしゃるかと思います。

無理をされず、ゆったりできる方はゆったりしてお過ごしください。


早速ですが、前回の記事から、約1ヶ月空いてしまいました。

この事実から、一瞬すごく落ち込みそうになったのですが、待っていてくださる方は待ってくださるだろうし、去る人は去るだろうと、気持ちを無にして考えることができたので、良い感じにリフレッシュできました。

本日から通常に戻ります。

待っていてくださった方には、大変長らくお待たせしました、

「いろいろなHSP本から感じる、いろいろなHSP」

の日です。

今で、この概念を知って、4~5年くらいになるのですが、深く知れば知るほど、分からないことや、今の学問だけでは解明できないことがありますね。

専門的に考察し、研究を進めてくださっている方は、もう他にいらっしゃいますので、私の方では専門性に囚われず、自由に考えて深めていきたいです。


それでは、参ります。


読み進めていく書籍は、

イルセ・サン
「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」 
2016年,株式会社ディスカヴァー・トゥウェンティーワン

です。


「前回って、どんな話題だったっけ?」な方に向けて、前の記事を貼っておきます。

前回の記事↓


また「バックナンバーが見たいです!」な方に向けても、マガジンを貼り付けますので、好きな記事をご覧ください。

ナンバリングが続いていますが、原則1記事完結で読めるように書いていますので、よろしければご覧ください。

「HSP関連」の記事を収納しているマガジン↓



💟

はじめに


最初にお断りしておきます。


この記事は、「HSP」や「生きづらさ」に関連した本の、

レビューではありません。


この連載の構成は、

・読んだ部分の「感想」
・読んで「学んだこと」
・学んだことを「自分にどのようにいかすか」

という

個人の主観、思考や感性に基づいて、紹介する本を、みなさんに

「感じたよ」「学んだよ」「ここの部分をいかしたいと思うよ」

という「表現」を、共有させていただく記事です。


ここで書かれたことだけを鵜呑みにせず、少しでも、自分の中で、

何か「ひっかかった」・「気になって仕方ない」

と感じられた時は、

ご自身で、その書籍をご覧いただくことを、強くおすすめします。


ですので、

「HSP本の、それぞれの評価が知りたい」
「HSP本で、どれが読みやすいか、わかりやすいかを知りたい」
「HSP本の、本の中身を教えて欲しい」

という方は、申し訳ないですが、

・他のクリエイター様によるレビュー記事や、レビューサイト

・出版社のホームページ

で、お探しください。


以上の点をご検討いただいた上で、ご覧くださいますよう、

よろしくお願いいたします。

標記説明ついて:
【】の中にある題名部分が、当記事のメインとなります。



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【感想:第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」(後編)】


人と関わることや、そもそも人間が嫌い、というわけではない。

自分が心地良く生きることに、注力したいだけ。

そのために、自分が過ごす環境を整えたり、狭く深い人間関係を育てたり、自分の内面から湧き出る想像力を表現したい。

誰かと何かを共有できることにも「素晴らしさ」を感じるけれども、それと同じくらい、もしくはそれ以上に、自分の内面的な世界を充実させることが大事。

これを、人によっては「自己中だ」と言う人もいるけれど、自分自身が満たされていなければ、誰かを受容する・共感するなんて、できないから。

私の中にくすぶる「HSP」という気質は、誰かを受容しつつ、その時を生きる「仲間」として共に歩んでみたいから、そうできるように、自分自身を満たすことが最重要課題なのだ。


HSP気質が強い人の中には、相手に対する共感力が高かったり、誠実であろうとしたり、自分の内面世界を深めると同時に、相手の内面世界にも興味があったりする。

そうしたことを体感していると、自分が「生きている」実感を味わえて、まるで、世界とつながっている感覚になれるから。

「人は一人では生きていけない」ということも分かるけれど、自分の内なる世界を創っていけるのは、自分自身にしかできない。

それを知っているから、その作業を一人で想像して、創り上げていきたいだけ。

「人嫌い」だと、よく勘違いされるけれど、人が嫌いというわけじゃない。


人と何かを分かち合うこと、一人で進んで掴むことは、同じくらいに大事に思っている。

その比率として「一人で進んで掴むこと」の方が多いだけ。

私も、今を生きる誰かと、今、この星で、自分のままで生きていることが、愛しいと思う。



💟

【学んだこと】


第1章が終了です。

特に「HSP」って何か気になるなぁと思われている方で、前回もご紹介させていただいた「DOES」を、どのように捉えられているのか、個人的にすごく気になる部分です。


ではおさらいです。

前回と同じ説明になりますが、「DOES」というのは、

D=Depth        深く考える
O=Overstimulation    過剰に刺激を受けやすい
E=Empathy&Emotional  共感力が高く、感情の反応が強い
S=Subtlety       ささいな刺激を察知する

という、HSPの「4つの特徴」を英語にした時の、頭文字を取って呼ばれているものです。


本記事で、サン博士が焦点を当てられているものは、次の3つです。

HSPの能力
5、共感力が高く、気配り上手
6、誠実で、責任感がある
7、想像力が豊かで、内面生活が充実している


(1~4部分は、前回の記事をご覧ください)

共感力が高いこと、誠実さ、責任感は、相手とのコミュニケーションや親交を深めていく、発展させていくための重要な要素になります。

このことは、職場、プライベート、SNS、etc… 様々な人間関係にあてはまるだろうと思います。

ただ一方で、それを誰彼関係なく、闇雲に対応していいとは、考えていません。

サン博士も、

「自分と課題と、相手の課題を線引きをすること」

「相手の責任まで背負わないこと」

を書かれていることからも、特に強く感じました。


一人の人間が、誰かと何かしらで関わることができる人数は、限られています。

そのことに加えて、関わってくれる全員が、自分を支えてくれる「いい人」なのかを考えると、疑問な面が出てきます。

敢えて、よく耳にする単語を端的な説明文とともに表わしてみると、

・「テイカー」……相手からもらえるものを搾取し続ける人

・「エナジーバンパイア」……相手の生きる気力を奪っていく人

・「マニピュレーター」……相手を操る人

といった人も、同じ時代に生きていて、「もしかしたら、身近にいるかもしれない」ということは、留意した方がいいのかもしれないと、感じました。


この本以外でも、HSP気質の強い人は、

「優しい」「穏やか」な空間や雰囲気を作る方が上手い人が多く、人との調和を保とうする、人の役に立ちたいと思う

と書かれています。

その部分を、あえて狙ってくる・標的にしようとしてくる人、または相手が無自覚であってもそうした行為が当たり前な人もいます。

「不当な扱いを受けている…?」と自分が感じるのであれば、距離感を検討し直したり、場合によっては徐々に消えていく感覚で、離れることも必要になってくるのではないかと感じます。


HSP気質が持つ、共感や責任感を本当に必要で待っている人もいます。

目の前の相手だけでなく、他にもその「繊細さ」を必要としている方は、多くいるのではないかと思うのです。



💟

【自分でどのようにいかすか】


共感力、誠実さ、責任感、内面生活の豊かさ…このどれもが、人間関係に応用できると考えますが、一番に向けるべき、絶対最優先の相手がいます。

自分自身です。

自分自身に共感し、誠実でいて、責任を持ち、内面生活を豊かにする…すごく簡単そうに見えますが、現代を生きる私たちにとっては「至難の業」と言えます。


とても身近な所から例を考えると、「スマホを使う」といったことでも、自分自身に対する、そうしたケアが必要になってきます。

自分自身が共感できるから、「いいね」「スキ」関係なく自分の好きな写真や作品を投稿できる心持ちになれますし、

自分自身に誠実でいることができるから、「もう投稿見るのイヤだな」って思ったら、自分の心の調子を考えてスマホから離れる選択ができますし、

自分自身に責任が持てるから、心をかき乱される表現を見たとしても、喧嘩に発展させずに、自分の「スキ」を感じるこころを守るために、その集まり・仲間・相手から静かに離れることができますし、

自分自身の内面生活を豊かにするから、あるいはしようとしているから、その表現を見た他の人たちを巻き込み、一人ひとりでありつつも、みんなで大きな何かができる…

そういったことに、つながってくるのだと思います。


例では「スマホを使う」でしたが、こうして考えられることは、日常にあるさまざまな動作1つに対しても、考えられます。

そうしていく中で、いつかどこかで離れてしまう仲間もいるでしょう。

その仲間を、気持ちよく送り出せるようにするにも、自分自身への共感、誠実、責任、内面を豊かにすることに努めるのは、必須だと思います。


HSP気質の強い人の中には、相手のことも自分のように考えて体感・共感してくださる方が多く、そのお心遣いによって助けられる方も多いと聞きます。

HSP同士で、そうした温かさに助けられることに、私自身も、毎回感激して、胸が一杯になって泣きそうになります。


受け取る「温かさ」も、渡す「温かさ」も、心地良くあって欲しい。

そう願って止みません。



💟

みなさんからのスキに、今日も感謝です。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!


それでは、今日はここまでです。

みなさん、よい休日をお過ごしください。

クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。