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「最初の4分間さえ・・・」ズーニンの法則

久しぶりにライフワークにしている心理学の記事を。今週から本校では期末考査が始まります。僕が担当する『公共』という科目で現在Google Formsと従来の紙を併用したハイブリット型のテストを作成しようと悪戦苦闘しています。教師も生徒も苦しむこのテスト期間😁学生時代を思い出すとテスト勉強に集中するため、まずは勉強机の掃除を始めると懐かしい写真や大好きな漫画に気を取られて、はかどらないという経験をした方も多いはずです。スマホが普及していなかった20数年前でそのような感じだったので今の高校生はさらに、なかなか集中できないのではないでしょうか。そのような時に知っておいた方が良い心理学の考え

ズーニンの法則


と言います。これはアメリカの心理学者のレナード・ズーニン氏によって提唱され「最初の4分間さえ頑張っていれば、後は上手くいく」というものです。脳には、やる気がなくても作業をしていれば、後からやる気が高まってくるという機能【作業興奮】があります。実際に作業をするうちに、脳の「側坐核(そくざかく)」という部分が興奮状態になるそうです。側坐核が刺激されることでドーパミンが分泌され、意欲が溢れてきます。この作用が働いてくるまでに必要な時間は4分です。つまり最初の4分間だけ自力で頑張れば、最後まで集中できるのです。これを活用するには、最初は簡単な作業から始めることがおすすめです。定期考査で言えばテスト範囲の教科書の音読や授業ノートの振り返りなど。難なくクリアできる課題を4分間だけ頑張って、その後徐々に難易度を上げれば、いつの間にか超難問にも挑めるはずです。


人間関係にも活用できるズーニンの法則



この法則、実は人間関係にも当てはまります。初対面の人との関係が発展するには、お互いに興味をもつことが大切ですが、会って即座に興味をもつことを止めてしまったら、その後の関係性は発展することはありません。興味がない人とずっと話すのは厳しいかもしれませんが、始めの4分間だけと思えば頑張れそうだと思いませんか?4分間の会話の中に何か共通項が見つけられるようになれば、交友関係はもっと広がるはずです。
やる気は、自然と湧いてくるものではありません。始めから、とりあえず4分間はやってみる!という前向きな気持ちがあるときにこそが大切。たった4分間ですがされど4分間。さぁやってみましょう😀

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学校ICT化のために有意義に使わせていただきます😁