EP.20 社名に込められた想い。Corporate Identity(CI)とは?
いつもお読み頂きありがとうございます。
気が付けば、20本目の記事です。現在、20周年リブランドで、新フィールドへの展開に向け社名変更を計画中です。新社名は既に決まっていますが、時期が来ましたら新社名に込められた想いを含めCorporate Identity(CI)をご紹介します。今回は、創業から約20年使ってきた「いきいきらいふ」のCIについて触れておこうと思います。
※Corporate Identity(CI)とは、
企業理念やビジョンを構築し、体系だてて整理し提示したもの。それらを統一した企業イメージやデザイン、メッセージとして社会に向けて発信することでブランドの価値を高めていくことにつながります。
◆社名に込められた想い
株式会社いきいきらいふは2002年4月4日に設立され、準備期間を経て2003年1月18日に訪問介護事業をスタートしました。創業当時のエピソードはこちらをご確認ください。
当時は、公的介護保険導入初期。措置時代(全額税金で押しつけ福祉時代)から利用者がサービスを自己選択できる画期的な変革だったのですが、もちろんいきなりサービス品質が上がったり、すべての事業所が新しい価値観に移行するわけもなく・・・。そこで起業の流れになったのですが、当時の背景より人生の最後を迎えるなら自宅で、そして自分たちがよいと思えるサービスを提供する「自分が受けたい、家族に受けてもらいたい介護」を合言葉に活動を始めました。
【 ~ 株式会社いきいきらいふ ~ 】
読んで字のごとくです。社名に込められた想いは、誰にでもくる老い、人生を最後まで「生き活き」と生活していくことが大事。それを創る会社。
・誰にでもわかりやすい
・福祉を想像できる。
・ひらがなで親しみやすく。
・シンプル
※「い」で始まるので五十音順で常に先頭にくるので、リストの上位なんて、裏目的もあったりして。
因みにこの社名に慣れず、電話応対ででカミカミだった記憶が・・・。そして伝わらず、
「えっ? いちいちライフさんですか?」
「イケイケライフさんですか?」
なんて、消費者金融と間違えられたりしました(笑)。「ライフ」がつくとそんなイメージもありますよね。
◆いきいきらいふの理念
創業当時より、このように明文化していたわけではありません。大量離職期を乗り越えて会社をみんなで創り直す時に共通の目的や目標を持つことにしてまとめ直しました。
リブランドに合わせ2020年4月に先行的に理念の刷新を行いました。後ほど、紹介します。
理念は私たちの活動の羅針盤のようなもので、すべての活動の方向性の確認や判断軸に使います。人事評価制度の評価軸にも活用してきました。よく、社長室などに掲げられていたり、社是などと書かれたりしていますが、多くはお飾りになってしまっていることが多いように感じます。私は、理念やビジョンはわかりやすく誰でも覚えられるシンプルなものがよいと考えています。
現在は次の経営理念で活動しています。
※RARECREW(旧いきいきらいふ)コーポレートサイト
経営体制や環境も大きく変わった今、これからを皆と創っていくという私の覚悟として、幹部メンバーと2020年12月、1月に16時間プラスαでまとめ、新経理念を決定しました。なかなか経営理念を創るという機会に参加することはないので、幹部メンバーも緊張感もありつつ楽しんで作り上げられたことがよい時間であったと思っています。
◆コーポレートマークとカラー
コーポレートマーク(社章)は、いきいき(ikiiki)らいふ(LIFE)の文字と私達がお客様を支えていこうという気持ちを合わせて表現しています。
マークが何を模しているか、わかりますか?
コーポレートカラーのオレンジには、「安心」「安全」「安らぎ」という3つの 「安(an)」(3A)の精神と常にお客様の為に力強く前進していこうという企業 精神が託されています。私達が介護サービスの実情に疑念を持った創業当時、介護は「やさしさ」 の象徴としてパステルカラーを基調としたコーポレートカラーや ユニフォームが多く、その状況に一石を投じたいと言う気持ちを込め、当時使われていない温かみある原色のオレンジを選択しました。
どんな会社や組織でも、こういったCIが少なからず存在します。途中からジョイントするメンバーは、既に出来上がった当たり前のものと捉えていることが多いと思いますが、誕生した時の背景など歴史を物語っていると思いますので、一度調べてみると新しい発見があるかもしれません。
私たちは現在、リブランドに向け社名改定と新しいCIの構築準備を進めています。2021年9月には新しいCIについてもお披露目していきますので、楽しみにしていてください。
さて、今回のエピソードからはどんな気づきがありますか?
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